骨の健康

 食生活の乱れ

まず、若いうちにしっかり骨づくりをすることが大切です。20代までは骨の形が決まる時期といわれ、積極的にカルシウムを摂取したい年代です。 外食や偏食など、不規則でバランスの悪い食生活ハカルシウム不足のもと。過度のダイエットによる栄養不足も要注…

 カルシウム摂取と適度な負荷

体内のカルシウムの99%は骨や歯を形成しています。残りは、神経の伝達を調節する重要な働きをしていますが、血液中のカルシウムが不足すると骨から溶け出してしまうため、日々コツコツと摂取しつづけることがポイントです。 また、運動などをして適度な負…

 カルシウム不足

コツ密度は男性30代、女性は40代をピークに低下しますが、中高年になってからでも骨づくりは決して遅くありません。適切な骨づくりによって骨密度の低下をゆるやかにすることが可能なのです。 そうすれば、骨粗しょう症の女性に多いといわれる大腿骨頸部…

 寝たきりの原因

高齢社会を迎え、日本には120万人近くの寝たきりのお年よりがいると推定されています。また、介護を必要とする原因のうち、転倒・骨折が3位に入っています。 高齢者が転倒して骨折するケースは増えており、なかでも脚の付け根にある大腿骨頸部骨折が寝た…

 骨の健康-壮年期

骨の老化はまだ先のことと思っていませんか? 20から30代でしっかりしていた骨も、男性は30代、女性は40代から骨密度が低下。骨の老化は知らないうちに始まっているのです。 骨の健康に欠かせないのは、骨の骨成分カルシウムを継続してとることです…

 骨の健康

骨粗しょう症とは、骨密度が極端に減り、骨の中がスカスカになった状態。骨は見えない部位だけに、骨折してはじめて骨の状態に気がつくことも多く、日ごろから骨量検査を受けるなどの注意が必要です。骨はコラーゲンが芯となり、そこにリンと結合したカルシ…

 男性の筋肉づくり

糖分や脂肪は特に筋肉の細胞でエネルギーに変わるので、運動によって筋肉量をふやせば、基礎代謝も上がるため、体脂肪を燃焼しやすい体になります。エネルギーの消費を効率よくするには、特にゆっくりと時間をかけて楽しめるウォーキングや水泳などの有酸素…

 女性の筋肉づくり

体温を一定に保つことも筋肉の仕事のひとつ。寒い日にカラダがブルブルとふるえるのを感じたことがあるように、筋肉は振動することで熱エネルギーを発しているのです。手足が冷たい、肩こりがひどい、そんな悩みは、血行不良だけでなく、筋肉の衰えや発達不…

 BCAA

BCAA(分岐鎖アミノ酸)とは、バリン、ロイシン、イソロイシンという3種類の必須アミノ酸の総称。スポーツ選手の筋肉作りのための栄養成分というイメージがありますが、私たちにとって注目すべきは、疲れにくくしてくれる機能があるということ。運動時に摂…

 アミノ酸

筋肉はたんぱく質からできています。この原料となるのがアミノ酸。たんぱく質を構成しているアミノ酸は20種類にものぼり、体内で合成できる非必須アミノ酸が11種類、体内で合成できない必須アミノ酸が9種類あります。体重の約4割を占める筋肉が80%…

 筋力

人にはおよそ200種類・400以上もの筋肉があり、その重さは体重の約4割。筋肉は、直径1/10mmという非常に細い筋線維の束が集まってでいていますが、その数には個人差はありません。では、筋力の差はどこから生まれるかというと、それは線維の太さ。鍛え上げ…

 筋肉

体力測定をしなくとも、筋肉の衰えは誰もがはっきりとわかるカタチで現れます。それが疲労というサイン。 近頃なんだかだるい、筋肉痛が翌々日に出る そんなお疲れ世代にこそ、アミノ酸が必要なんです。 いきなり筋トレがムリなら、まずは筋肉のケアからはじ…

 女性の骨づくり

骨作り全盛期の10−20代の場合、極端な偏食やダイエットは禁物。妊娠・出産期は赤ちゃんのためにも、いつも以上にカルシウムを櫃ようとします。更年期以降は、ホルモンバランスの変化から骨量、骨密度が急激に低下するおそれが。女性ホルモンに似た働きを…

 ツイントース

植物由来のツイントースは、大腸と小腸の両方に働きかけることで、カルシウムなどミネラルの吸収を画期的に高めてくれると、今注目の成分です。紫外線により体内で活性型ビタミンDに変化するビタミンDも、腸での吸収をサポート。たまにはたっぷり太陽を浴…

 骨づくりを助ける

まずは、土台となるたんぱく質もしっかりとること。同じミネラルであるマグネシウムやリンも欠かせません。特にマグネシウムは不足すると骨の生成が鈍くなる上、カルシウムが溶け出しやすくなってしまうので、カルシウムと2対1の割合で摂取するのが理想的…

 吸収力の老化

年齢を重ねるにつれ、胃腸の働きが落ちるとともに、カルシウムの吸収率も低下します。30−40歳代以降は、若いときと同じ量のカルシウムをとっていても、吸収されるカルシウムの量は残念ながら同じではないのです。そこで、カルシウムをより効率よく吸収す…

 骨代謝

骨は20歳くらいまでは長く太く成長していきますが、成人としての体格が形成されると、その後は 成長を止め、古い骨と新しい骨がつくりかわる新陳代謝を繰り返しています。そのサイクルは約3年。 年を重ねるほど骨量を増やすことは難しくなりますが、新し…

 骨と筋肉の4つの働き

支える 目覚めてすっくと起き上がる。なにげない一日のはじまりも、カラダの重みを支えている 背骨や足の骨がしっかりしていてこそです。電車でしゃんと立っている。同じ姿勢を保つだけでも、 背骨とともに実は数多くの筋肉が働いています。 動かす 筋肉の両…

 カルシウム

骨の老化は気付かぬうちに静かに進んでいます。 カラダの重みを支えられなくなるほどもろくなって はじめて背中や腰が曲がるなど、目に見えるサインを発するのえす。 そこで転ばぬ先の杖となるのが、カルシウム。骨の仕組みを きちんと理解すれば、今からだ…

 骨と筋肉の老化

骨づくりというと 中高年からの骨粗しょう症対策でしょ、 筋肉作りといえば スポーツマンのトレーニングのこと と、ステレオタイプに捉え、 どこか自分には縁遠い他人事と思ってはいませんか。いえいえ、骨と筋肉は、人が人として生き、行動するための 根幹…

 負荷を与える運動と日常動作

摂取したカルシウムが骨となるためには、骨に適度な負荷を与えることが大切です。 適度な運動は、骨に刺激を与え、血流を促して骨を丈夫にします。このとき、体が痛いのに無理をしたり、ハードな運動で三日坊主に終わるよりも、無理のない範囲で継続すること…

 カルシウムの必要性を体に感じさせる

宇宙で無重力状態を1箇月体験すると、骨量が1−1.5%減ったといわれています また、アメリカの実験では、健康な人をベッドで寝たきりの状態にさせたところ尿中に排出されるカルシウム量が高まるという結果が出ました。1日2回、2時間ずつ起立姿勢をと…

 摂り過ぎに注意したい栄養素

同時に、カルイスムの吸収を妨げる栄養素を取り過ぎないこと。リン、シュウ酸、食塩などは、カルシウムの吸収を妨げたり、活性型ビタミンDの合成を邪魔します。しかし、これらの栄養素は体に必要な成分です。あくまで摂り過ぎに注意し、適度な摂取を心がけま…

 いろいろな栄養素をバランスよく摂取

健やかな骨を保つには、ふだんの食事で継続的にカルシウムを摂取することが大切です。 吸収率の高いカルシウムや骨づくりに役立つ栄養素を多く含む食品を、積極的に毎日の献立にとりいれましょう。 特に、カルシウムの吸収を助けるビタミンDを豊富に含む食品…

 骨づくりを助ける栄養素

骨量を高めるには、カルシウム吸収を助ける栄養素も重要です。 ビタミンDha,活性型ビタミンDに変化し、腸でのカルシウム吸収を高めます。 また骨の表面にカルシウムが沈着するには、たんぱく質(コラーゲン)の土台が必要です。牛乳のカルシウムの吸収率が高…

 カルシウム吸収に優れた食品

骨を健やかに保つために、カルシウムの摂取は欠かせません。そのときに、量だけでなく、体に吸収されやすいカルシウムを摂取することも大切。 日本人のカルシウム摂取源で牛乳・乳製品の次に多いのが野菜です。ただ、ホウレンソウに含まれるシュウ酸カルシウ…

 骨密度

若いときはどれだけ最大骨量を多くするかが重視されていますが、加齢とともに骨量の減少をいかに少なくするかも大切です。 健やかな骨をキープするには、まず定期的に骨密度を測定し、把握しましょう。最初に、骨量がピークになる20歳に測定し、その後10…

 カルシウム吸収率

中高年になると、若いころよりも胃腸の働きがダウンします。これは、カルシウムの吸収率にも影響し、思春期をピークに、加齢とともに低下します。 また、欧米の研究では、高齢者のビタミンD不足がカルシウム吸収に与える影響が重要視されています。ビタミンD…

 継続的なカルシウム摂取

体内では、日々、骨吸収と骨形成が繰り返されていますが、カルシウム不足による血中カルシウム濃度の低い状態が継続すると、骨吸収と骨形声の調節機構のバランスが崩れ、骨吸収が優位にないrます。 すると、骨からカルシウムを溶出させる仕組みが強すぎて、…

 骨は3年で生まれ変わる

骨は一度作られると変化しないようにみえますが、実際には皮膚などと同じように新陳代謝を繰り返しています。 骨は建築構造にたとえると、鉄筋コンクリートのような構造をしており、鉄筋がたんぱく質のコラーゲンで、その間を埋めるコンクリートがカルシウム…