骨の健康

 骨質改善

想像しにくいかもしれませんが、骨も皮膚といった体のほかの組織と同じように、新陳代謝を繰り返しています。その周期は約4カ月。生まれ変わったばかりの骨は、悪玉架橋が少ないので、骨質が良好に保たれています。しかし時間がたつとともに酸化ストレスな…

 治療中の病気や服用中の薬

骨粗鬆症には明らかな原因となる疾患がはっきりしていない「原発性」と、はっきりしている「続発性」があります。「続発性」のおもな原因にはバセドウ病、糖尿病、慢性関節リウマチ、過剰なアルコール摂取、ステロイド剤の服用などがあります。もし骨粗鬆症…

 生活習慣病の改善も大事

生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常症、慢性腎臓病(CKD)、慢性肺疾患(COPD)は活性酸素や酸化ストレスのもととなり、骨質を劣化させてしまうので、まずはかからないようにすることが大切。すでに、これらに該当する人は、たとえ骨密度検査で正…

 コラーゲンのサプリメント

骨の体積の50%はコラーゲン。ならばコラーゲンそのものをサプリメントで摂ったら、骨質がアップする? 残念ながら答えはNO。 コラーゲンを摂っても、体内でアミノ酸に分解されるため、コラーゲンのまま骨に入っていくわけではないのです。たんぱく質と…

 適度な運動が丈夫な骨をつくる 

適度な運動は、善玉架橋を増やすのに効果的とされています。コンスタントに運動をしている子どものほうが、。そうでな子どもより骨質がよいという報告もあります。毎日少しずつでも、気長に続けることがポイントです。→ Marron Health Club サプリメントのペ…

 禁煙して酸化を止める 

タバコも体の酸化を進めてしまい、骨をサビさせる一因に。骨の健康を考えて禁煙しましょう。また、タバコを吸う人は抗酸化ビタミンをたくさんとると骨折リスクを抑えるのに役立つという研究発表も。どうしてもやめられない人は、抗酸化ビタミンをしっかり摂…

 抗酸化ビタミンでサビを防ぐ 

骨のコラーゲンが酸化すると、悪玉架橋が増え、サビのもとに。酸化を進めてしまう活性酸素を除去するには、抗酸化ビタミンを積極的に摂ることが大事です。代表的な抗酸化ビタミンには、ビタミンC、E,B6、葉酸があります。そのほか、コラーゲンと並んで…

  5人に1人は悪玉が増えやすい傾向に

骨質の低下は高齢者だけの問題とはいいきれません。ホモシステインの増えやすさには個人差があり、増えやすさの度合いの素因は遺伝子です。つまり、遺伝子的にホモシステインが増えやすい体質の人は、子どものころから骨質が低下している場合もあるのです。 …

  加齢や生活習慣病で悪玉架橋が増える

悪玉架橋の正体は、ペントシジンという化合物です。これをふやすおもな要因として、加齢や生活習慣病が挙げられます。これらが発生させる活性酸素や酸化ストレスが、ホモシステインというアミノ酸を増やし、それが悪玉架橋であるペントシジンをたくさんつく…

  悪玉架橋でコラーゲンが錆びる

それでは、どうしたら骨質を良くすることができるのでしょうか。 実は骨質の決めてとなるコラーゲンは、要所要所で架橋の役割を持つ物質によってつなぎとめられています。ところがその物質には善玉と悪玉があり、悪玉が多くなるほどコラーゲンが劣化しやすく…

 骨粗鬆症の人が特に骨折しやすい場所

骨粗鬆症による骨折の特徴は、ごく小さな衝撃で簡単に折れてしまうこと。地面に軽く手をついただけで手首の骨が折れたり、座ろうとしてしりもちをついただけで太ももの骨が折れたりといった例が見受けられます。→ Marron Health Club サプリメントのページ

 骨質が悪いと骨折リスクもアップ

骨粗鬆症は、骨密度と骨質の状態によって3つのタイプに分けられます。1 骨質劣化型 骨密度は高いが骨質が悪い 2 低骨密度型 骨密度は低いが骨質は良い 3 低骨密度+骨質劣化型 骨密度が低く、骨質も悪い 骨折リスクを、骨密度が高く骨質も良い人と比べる…

 骨密度が十分でも骨折する

あまり知られていませんが、骨粗鬆症を引き起こす原因には、骨量が低下した「スカスカの骨」だけではなく、骨の資質(骨質)も関係があります。 骨は、実は鉄筋コンクリートに似た構造をしています。骨の中に鉄筋のような骨組があり、骨自体が容易に折れない…

 背骨の骨折

骨はからだを形作る土台であり、肺や脳などの臓器を衝撃から守る役割を持っています。大人の場合、約206個の骨が骨格を形成しています。 年齢を重ねてからの骨のトラブルで最も多いのが骨粗鬆症。加齢とともに骨量が減り、骨折しやすくなります。 骨粗鬆…

 和風だし

煮干、鰹節、昆布、干しシイタケと、和風だしの素材にはカルシウムやビタミンDがたっぷり。これらの食材を煮物に使ったり、和風だしをドレッシングやカレーうどんに使うなど、さまざまな料理に活用してください。→ Marron Health Club サプリメントのページ

 すっぱい食べもの

酸っぱい食品は、酸味が消化液の分泌を促し、カルシウムの吸収力を高めるうえ、柑橘類や梅に含まれるクエン酸や、酢に含まれる酢酸には、ミネラルの吸収を高める働きがあります。 アジを揚げて甘酢につけた南蛮漬けやイワシの梅煮などは、酸がカルシウムの吸…

 シラス干しやチーズをご飯やパンにプラス

ちょっとしたクフでカルシウム補給! カルシウム豊富な食品をいつもの食事にプラスして、カンタン骨づくりメニューに変身させましょう。 たとえば、ゴマやシラス干し、桜海老で、白いごはんをジャコごはんに、おひたしをごまあえに、という具合です。カルシ…

 カルシウムと一緒に

丈夫な骨づくりに必要な栄養素はカルシウムだけではありません。 カルシウムが小腸から吸収される際には、アミノ酸とビタミンDが必要です。また、クエン酸にはミネラルを包み込んで体内に吸収されやすい形にする働きがあります。 さらに、カルシウムを骨に沈…

 ゴマ

ゴマには大さじ2杯で牛乳コップ1杯分のカルシウムが含まれ、マグネシウムも豊富。すりゴマにすると、用途が広がります。→ Marron Health Club サプリメントのページ

 海藻

古くから日本人が好んできた海藻は、ミネラルの宝庫。ワカメには骨の形成に必要な栄養素であるマグネシウムもバランスよく含まれます。干しヒジキはカルシウム以外にもミネラル含有量がバツグンに多く、ビタミンKも豊富です。→ Marron Health Club サプリメ…

 小魚

小魚もカルシウムが豊富。特に煮干やシラス干しなどの乾物は、カルシウムの吸収を助けるビタミンDも豊富。桜海老の干物もカルシウム含有量の多い食品です。→ Marron Health Club サプリメントのページ

 大豆製品

大豆はカルシウムと良質のたんぱく質、さらに女性に欠かせない大豆イソフラボンが豊富です。 大豆は消化がよくありませんが、煮つぶしてある豆腐なら消化吸収率もよく、絹ごしよりカルシウムを多く含む木綿豆腐がおすすめです。また、納豆に含まれるビタミン…

 緑黄色野菜

日本人は植物からカルシウムの多くを摂取してきました。小松菜、ニンジン、ホウレンソウなどの緑黄色野菜はカルシウムが豊富。特に、ケールは量が豊富なうえに牛乳より吸収率の高い、優れた食品です。→ Marron Health Club サプリメントのページ

 牛乳・乳製品

骨をつくるカルシウムの上手な摂り方、キーワードは吸収です。ただでさえ日本人は摂取量が不足している上、年齢を重ねるごとに吸収率がダウンし、骨密度も低下します。カルシウムの吸収がよい食品を意識してとるようにしたいものです。 牛乳はカルシウムが豊…

 転びにくい姿勢

・胸を張り、背骨を頭の上から引き上げるように背筋はまっすぐ。 ・あごを軽く引き、視線はまっすぐ。なるべく遠くを見る。 ・両腕をやや大きく振る。 ・慣れたら広めの歩幅で歩く。外また・内またにならないよう、直線上を歩くつもりで。 ・かかとから着地…

 和式の生活

かつて日本では、脚の付け根の骨折はまれでした。そのカギを握るのが和式の生活です。立つという動作ひとつとっても、タタミに座った状態と、イスに腰掛けた状態では、骨や筋肉にかかる負荷が違います。 日常動作で骨を丈夫にできる和式の生活を取り入れては…

 日常動作

骨は、体をよく動かして関節を曲げ伸ばしするほど強くなり、骨を動かす筋力もアップします。 家の中でもこまめに体を動かしましょう。家事は以外によいエクササイズになるもの。特に窓や床のふき掃除は全身の筋肉を使い、手・足・腰を曲げ伸ばしできます。→ …

 高齢者

老年期は食事量そのものが少なくなるため、カルシウムも不足しがちです。意識してカルシウムを摂取するよう心がけてください。また、無理のない範囲で体を動かし、骨に適度な負荷を与えましょう。→ Marron Health Club サプリメントのページ

 更年期

閉経後の1−2年はホルモンバランスが急激に変化し、骨密度が低下する時期。カルシウムと女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをする大豆イソフラボンを摂りましょう。→ Marron Health Club サプリメントのページ

 妊娠前・出産後

妊娠・出産期の女性は、骨からカルシウムが奪われやすい重要な時期のため、より多くのカルシウムが必要になります。 妊娠・授乳中はもちろんですが、普段からカルシウムが不足することのないよう、摂取を心がけたいもの。さらに、母乳のためにもカルシウムが…