骨の健康-壮年期
骨の老化はまだ先のことと思っていませんか？ ２０から３０代でしっかりしていた骨も、男性は３０代、女性は４０代から骨密度が低下。骨の老化は知らないうちに始まっているのです。
骨の健康に欠かせないのは、骨の骨成分カルシウムを継続してとることです。骨は常に同じ状態ではなく、古い骨を壊して新しい骨をつくることを繰り返しています。日本人は年代・性別を問わずカルシウム不足の傾向にあり、それが続くと骨からカルシウムが溶け出してしまいます。日々、コツコツと摂取することが大切です。
骨づくりには、毎日の食事で牛乳や乳製品、海藻、小魚などカルシウムが豊富な食品を継続してとることも必要ですが、骨はカルシウムだけではつくれません。たんぱく質、マグネシウム、ビタミンC・D・Kなどをバランスよくとることが大切です。また、女性ホルモンには古い骨が壊されるのを抑える働きがありますが、更年期を迎えると分泌が低下していきます。これが40代から女性の骨密度を急激に低下する原因。大豆製品は女性ホルモンと似た働きがある大豆イソフラボンを含むだけでなく、カルシウムも豊富に含みます。
さらに、適度な運動で骨に負荷をかけることも必要です。運動不足には注意しましょう。
