骨は3年で生まれ変わる

 骨は一度作られると変化しないようにみえますが、実際には皮膚などと同じように新陳代謝を繰り返しています。
 骨は建築構造にたとえると、鉄筋コンクリートのような構造をしており、鉄筋がたんぱく質のコラーゲンで、その間を埋めるコンクリートがカルシウムやリン、マグネシウムなどのミネラルにあたります。
 骨は20歳くらいまでは長さを増しますが、以後はとまってしまい、新しい骨とふるい骨が作り変わる骨代謝
繰り返しています。
 骨代謝には、新しい骨をつくる骨芽細胞と古い骨や不用な骨を壊す破骨細胞が関わっています。骨芽細胞はコラーゲンを骨の表面に分泌し、そこにカルシウムを沈着させて壊れた部分に新しい骨をつくります。一方で、破骨細胞は古い骨や不用な骨を壊していきます(骨吸収)。この共同作業により骨は約3年で生まれ変わるといわれています。

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