ビタミン・ミネラル

 ビオチン

□ 皮膚炎の症状がある □ アレルギーをもっている □ 白髪や脱毛が気になる脂肪酸やアミノ酸の代謝、さらには糖質のエネルギー賛成にも役立つ重要な栄養素。皮膚炎や脱毛を予防するほか、炎症を誘発する物質の生成を抑えることでアレルギー症状を緩和する働き…

 葉酸

胎児の神経管閉鎖障害の発生を軽減するため、妊婦の方には欠かせない栄養素。ビタミンB12と同様に不足すると悪性貧血を招きます。最近ではホモシステインの血中濃度を抑える働きから心臓病の予防効果も期待されています。 含まれる食品 レバー、ホウレン…

 パントテン酸

□ 髪を美しく保ちたい □ 日焼けが気になる □ ストレスを感じやすい糖質や脂質をエネルギーに買える補酵素であるコエンザイムAを構成する成分で、様々な生理作用に関与。皮膚や粘膜の健康維持に役立つほか、ビタミンCを助け、紫外線による日焼けを防ぐ、髪…

 ナイアシン

□ お酒をよく飲む □ 中性脂肪が気になる □ 肌荒れしやすいエネルギー産生に働く酵素を助け、糖質や脂質の分解に役立つ補酵素。アルコールの代謝に欠かせないほか、脂肪の代謝を促進して中性脂肪やコレステロール値を下げる作用も。また、皮膚の健康を維持す…

 ビタミンB12

□ 貧血気味である □ 眠りが浅い □ 食生活が野菜に偏り勝ち葉酸とともに核酸の合成にかかわり、赤血球をつくる骨髄など細胞分裂の活発な組織に欠かせない栄養素。不足すると、赤血球の成熟に以上をきたす悪性貧血の原因に。動物性食品に含まれ、菜食主義の方…

 ビタミンB6

□ ストレスが多い □ なかなか寝付けない □ 筋肉をよく使う たんぱく質(アミノ酸)の合成や分解に関わるほか、GABAなどの神経伝達物質の合成にも役立つ補酵素。不足するとイライラや不眠、食欲不振などの精神的なトラブルにつながりやすくなります。 含…

 ビタミンB2

□ ダイエット中である □ 口内炎ができやすい □ 肌が脂っぽい脂質やたんぱく質、糖質の分解に関わる補酵素。皮膚や粘膜を正常に保つ働きがあることから、不足すると口内炎や口角炎の原因に。ダイエットなどで主食の量を控えると不足しがちなため、積極的に補…

 ビタミンB1

□ 疲れがたまりやす □ イライラしやすい □ 集中力がない □ 糖質過多の食事や飲酒が多い日本人が世界ではじめて発見したビタミンで、糖質を分解し、エネルギーに買えるという重要な役割を担う補酵素。中枢神経や末梢神経の働きを正常に保つ働きもあるため、不…

 ビタミンD

□ 骨粗しょう症を予防したい □ 妊娠・授乳中である。 □ 成長期の骨の健康が気になる腸管でのカルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助ける働きがある栄養素。不足すると、乳幼児の場合には骨の成長悪化、大人の場合には骨粗しょう症のリスクが高まります。 含…

 ビタミンK

□ 骨を丈夫に保ちたい □ 怪我をすると血がとまりにくい血液を凝固させる作用があり、ケガなどをした際に出血を止める役割を果たす栄養素。骨の構成成分であるオステオカルシンを活性化する働きもあり、骨へのカルシウムの沈着を促すため、丈夫な骨の維持にも…

 ビタミンE

□ 冷え性・肩こりである □ 生活習慣病が気になる □ 老化を防ぎたい ビタミンA・Cと同様に高い抗酸化作用のある栄養素。血管をはじめ、体内の老化を防ぎ、動脈硬化や心臓病などの生活習慣病対策にも役立ちます。また、血行もよくするため、冷え性や肩こりの…

 ビタミンC

□ シミやしわが気になる □ 風邪をひきやすい □ 倦怠感がある □ タバコを吸う シミやしわ、肌荒れを防ぎ、コラーゲン生成を助ける美容効果のほか、免疫力を向上させて風邪を予防する、老化を促す活性酸素を除去するなど多彩な働きが。日常生活に最も欠かせな…

 ビタミンA

□ 目が乾きやすい □ 肌荒れが気になる □ よく風邪をひく 不足するとドライアイや疲れ目といった目の不調が現れ、肌荒れの予防にもチカラを発揮する栄養素で、多才な抗酸化作用があることでも知られています。また免疫力を高めることから、ガンや生活習慣病予…

 薬理作用

ビタミンが体の機能を調整する生理作用の役割を果たすには、現在ビタミンとして認められている13種類すべてが十分に摂取されていることが大前提。一種類でも不足していると本来の力を発揮できないため、足りないものはまず補うのが基本です。さらに最近で…

 ビタミン活用術

食材に含まれるビタミン量の減少や外食中心の食生活、ストレスや疲労でビタミン不足となり、欠乏症予備軍の人が増加中といわれています。ビタミンは体の不調を整えたり、目的に合わせてとることで、様々な病気を予防する働きもあります。 三大栄養素である糖…

 摂取のヒケツ

普段の生活の中で、ビタミン・ミエンラル不足にならないようにするために、どうすればよいのでしょう。 まず気をつけたいのが、調理などによる損失。とりわけビタミンB群やCなど水溶性のビタミンは、調理の家庭で素材から流れてしまったり、熱や光によって…

 不足分を補うときは目安量に注意

ここまで、ビタミン・ミネラルの不足についてお伝えしてきましたが、欠乏するのが心配だからといって、むやみに摂りすぎてもいけません。水溶性ビタミンの場合、大量に摂っても尿へ排泄されてしまうので、過剰摂取となることはあまりありません。一方、脂溶…

 現代でも見られる欠乏症

潜在性欠乏状態が長く続くと、やがて、それぞれの栄養素に特徴的な欠乏症状が起こってきます。通常では、ビタイン・ミネラルの欠乏症はあまいr起こりませんが、実際にビタミンの血中濃度を測ってみると不足が見られる場合があり、潜在性欠乏状態の方はかな…

 欠乏の初期段階では自覚症状があらわれない

ビタミン・ミネラルは、体に必要な量が不足したからといって、急に影響が出てくるわけではありません。このビタミンが不足するとすぐにこういう症状が出るというものではないため、いつのまにか欠乏してしまっているケースが多いのです。このように自覚症状…

 カルシウムとマグネシウム、鉄と銅は対になって働く

私たち現代人の食生活では、昔と比べて、加工食品が多くなりました。加工食品は、材料の精製度合いが高く、味付けの濃いものが多いため、ミネラルの含有量が少なかったり、ミネラルバランスが悪いものが多いです。 ミネラルには、2種類が1対となって機能す…

 抗酸化作用を持つビタミンCとビタミンE

また、ビタミンを十分に補うことは、代謝活動を助ける働きにとどまらない効果をもたらします。 これからの寒さが一段と増す季節へ向けては、冷えや肩こりの対策として役立つビタミンE。ビタミンEには、毛細血管の血行をよくする働きがあります。そのほか、…

 代謝活動の潤滑油として健康維持に欠かせない働き

栄養素とは、一般に糖質、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルのことです。最初の3つは、主に体の血や肉となり、生きるためのエネルギー源として使われます。それに対し、ビタミン、ミネラルの働きは、生命活動を順調に維持し、調節すること。もう少し詳…

 ストレスやアルコールにより消耗が進んでしまう

もうひとつ、現代人の生活上、かかわりが深いのはストレスです。ストレスがかかると、それに対抗するために副腎皮質ホルモンの分泌量が増え、血圧や血糖値が上昇します。ビタミンCは副腎皮質ホルモンの生成に関わっているため、ストレスが多くなると必要量…

 摂りすぎるエネルギーと不足するビタミン・ミネラル

いまどき、日本で栄養の足りていない人なんてほとんどいない。 そう思う方は多いのではないでしょうか。しかし実は、私たち現代人の食生活は、エネルギー量を多く摂っている半面、ビタミンやミネラルが不足しがちな傾向にあります。 世界人口の割合から栄養…

 ビタミンE

現在13種類が知られているビタミンは、どれも私たちの体にとって不可欠な栄養素。その中で、資金注目度の高いビタミンがあります。それは、酸化や血のめぐり、ホルモンバランスに対して働きかけ、若々しい毎日に大切な役割を果たすビタミンEのことです。 …

 ビタミンD,K,P

ビタミンDとKは、ともに油脂に溶ける性質をもつ脂溶性のビタミンです。どちらもカルシウムと深く関わり、骨や歯を健康に保つのに役立っています。 ビタミンDは、食事からとったカルシウムが小腸から吸収されるのを助け、骨や腎臓に運びます。体内のカルシ…

 吸収されやすい摂り方

さらに、摂り方についても注意が必要。いくら多くのビタミンやミネラルを摂っても、体に吸収されなくては意味がありません。 対策としては、脂溶性ビタミン(ビタミンA,D,E,K)は、油と一緒に摂ると吸収が高まります。一方、水溶性ビタミン(ビタミン…

摂取バランス

ビタミンやミネラルは、複数の栄養素が互いにバランスを保ったり、連携して働いています。 例えば、ビタミンC、Eは一緒に働くことでパワーを発揮し、ビタミンDとKはカルシウムの働きを助けます。ビタミンB1・B2・B6などは互いにかかわりあって働く…

過剰な冷房

さらに、夏はビタミンをより多く必要とする季節です。暑さに加え、冷房による寒さが原因です。 冷房を効かせ過ぎると、血行が悪くなって冷えや肩こりがおきたり、外との気温差がおおきいために体温調節がうまくいかず、自律神経が不安定になります。 血の巡…

汗と体温の上昇

ところで、暑い夏には体内のビタミンやミネラルがどんどん失われることをご存知ですか? 暑いとたくさん汗をかきますが、発汗によって水分が失われると、ナトリウムやカリウムなどのバランスが崩れ、新鋭伝達がうまくいかなくなります。また、汗と一緒に、体…