抗酸化作用を持つビタミンCとビタミンE
また、ビタミンを十分に補うことは、代謝活動を助ける働きにとどまらない効果をもたらします。
これからの寒さが一段と増す季節へ向けては、冷えや肩こりの対策として役立つビタミンE。ビタミンEには、毛細血管の血行をよくする働きがあります。そのほか、重要な働きとして、抗酸化作用があります。ビタミンEは、自らが活性酸素と結びつくことで細胞膜の主成分である脂質の酸化を抑え、細胞膜を守ってくれるのです。また、コレステロールの酸化を防ぐことから、動脈硬化の予防に役立つなど、血液や血管の健康と関わっています。
ビタミンCにも抗酸化作用があり、単独で、あるいはビタミンEなどと協力して、活性酸素から体を守っています。また、風邪をひいたらビタミンCを摂りましょうといわれるのは、免疫力を高める作用があるから。免疫物質の生成に欠かせない栄養素なのです。