ビタミン・ミネラル

食生活の変化

ビタミンやミネラルは人間の体内でつくることができないので、食品から摂取しなくてはいけません。 しかし、土壌や栽培方法、製造方法、流通の変化により、野菜や穀物に含まれるビタミンやミネラルの量は昔に比べて減少傾向にあります。また、多用される食品…

ビタミンとミネラルの重要性

ビタミンには、脂に溶ける脂溶性(ビタミンA、D、E、K)と熱に弱く水に溶け出す水溶性(ビタミンB群、C)があります。食生活では、調理のほうほうや食べ方に注意して、効率よく摂取したいものです。 ミネラルとは、微量ながら、健康を維持していくため…

食事での摂取

毎日の食事で鉄や亜鉛をしっかり摂るために、食生活はどのような点に気をつければいいのでしょうか。 鉄や亜鉛を多く含む食品をとる 鉄が豊富な食品・・・レバーや肉類、ヒジキ、ホウレンソウなど。 亜鉛が豊富な食品・・・牡蠣、帆立貝などの魚介類、豚レバ…

コメと亜鉛

亜鉛も鉄と同じように、体内では合成できないため、食事から摂る必要があります。 亜鉛も吸収されにくいミネラルですが、日本人は米から摂取するため、亜鉛不足になりにくいとされてきました。ところが、ダイエットのためにご飯を減らすなどの理由で摂取量は…

日本人女性の鉄不足 

鉄は広い年代で不足しているといわれ、特に女性はほぼ前年代で実際の摂取量が推奨量を下回っています。女性が鉄不足になりやすいのは、月経での出血や妊娠・出産で多くの鉄が失われるからです。 鉄は体内で合成できないため、食事から摂取する必要があります…

亜鉛は新陳代謝やエイジングケアに役立ちます

亜鉛は、体内のあらゆる細胞に存在しますが、たんぱく質やDNAなどの合成に深くかかわっており、新陳代謝が活発なところでたくさん必要とされます。つまり、肌や髪、詰めに欠かせないミネラルなのです。 また、ビタミンCとともにコラーゲンの生成に働いて美肌…

鉄や亜鉛不足は肌や爪のトラブルのもと

鉄は、血液中の酸素を運搬する赤血球中のヘモグロビンを形づくっている成分。一方、亜鉛は200種類以上の酵素をつくる必須成分です。どちらも私たちが生きていくために重要な役割を果たしていますが、肌や髪、爪を美しくキープするためにも、とても大切な…

ビタミンEの種類

食品に含まれるものなどの天然由来のビタミンEは、合成されたものよりも利用されやすく、私たちの体へ働きかける力も大変優れています。その天然由来のビタミンEですが、実は様々な種類が存在します。 天然由来のビタミンEにはまず、大きく分けてトコフェロ…

ビタミンEと一緒にとるとよい成分

ビタミンEの働きを高め、補ってくれるのが、ビタミンA、アスタキサンチン、ビタミンC、コエンザイムQ10、αーリポ酸です。 ビタミンEは自らが酸化されることで機能を発揮しますが、ビタミンAとアスタキサンチンがビタミンEの働きを補い、ビタミンC、コエンザ…

ビタミンEを摂取したほうがよい人

私たち現代人にとっては欠かせない成分のひとつといえるビタミンE。その働きは実に様々ですが、その代表的なものにはまず、酸化から私たちを守る働きがあります。ストレスや生活習慣が気になる方におすすめです。 次にあげられるのが、女性ホルモンのバラン…

 ビタミンEを含む食品

ビタミンEは、カボチャやピーナッツ、アボカド、ウナギ、綿実油など、緑黄色野菜をはじめ、果物やナッツ類、海藻、魚類、甲殻類など幅広い食材に多く含まれます。しかし、その多くは、脂質が高く、カロリーが高い食品であるため、たくさん摂取するとカロリー…

 アスタキサンチン

強力な抗酸化物質といえば、ビタミンEやベータカロテンがあげられます。しかしアスタキサンチンは、これらをはるかにしのぐ自然界最高峰のスーパー抗酸化物質といわれ、今、大注目の栄養成分です。 アスタキサンチンは、サケやイクラ、エビやカニなどの甲殻…

 効果的なビタミンの摂り方

脂溶性のビタミンは、油と一緒に摂ると吸収率が高まります。油を使った調理法を工夫しましょう。サプリメントで補うときは、食後に飲むと吸収が高まります。 水溶性のビタミンは調理による損失が多いので、注意が必要です。水に溶けやすく加熱によって壊れや…

 カロテノイドの働き

カロテノイドは、緑黄色野菜や果物に含まれている天然色素。多彩な抗酸化作用があります。 自然界には600種以上のカロテノイドが存在していますが、人間の体内に吸収されるのは10数種類といわれ、このうちの6種類が健康維持に役立つ代表的なものです。…

 ビタミンE以外の脂溶性ビタミンのおもな働きと欠乏症状

ビタミンA 皮膚や粘膜を健康に保ち、免疫能を発揮。欠乏すると皮膚乾燥、視力低下などが起きることも。レバー、ウナギ、乳製品に多い。 ビタミンD 腸管でのカルシウム吸収を助け、細胞の分化や増殖を調節。欠乏すると閉経後の女性では骨粗鬆症に。サケ、サ…

 ビタミンB群のおもな働きと欠乏症状

ビタミンB1 糖質の代謝に働く酵素の補酵素。神経機能の維持。欠乏すると集中力の低下、疲労感、食欲不振に。豚肉、ウナギ、ゴマ、大豆に多い。 ビタミンB2 脂質の代謝に働く酵素の補酵素。脂質の抗酸化作用欠乏すると口内炎、口角炎、皮膚炎に。レバー、…

 ビタミンEのおもな働き

ビタミンEの重要な働きは酸化を防ぐ作用(抗酸化作用)です。 脂溶性のビタミンEは体内で主に細胞膜の中に存在しています。活性酸素によって細胞膜が酸化されると過酸化脂質ができて、細胞を次々と破壊したり、異常な細胞をつくって老化を早めます。 ビタ…

 ビタミンB群の新情報

最近注目されているのは、ビタミンB群と動脈硬化の関係です。動脈硬化の原因物質つぃては、コレステロールや中性脂肪がよく知られていますが、実はそれ以上に危険因子となるのが、ホモシステインというアミノ酸です。 ホモシステインは体内にもともとあるア…

 ビタミンB群のおもな働き

ビタミンB群は水溶性のビタミンで、全部で8種類。主要な働きは、体内の酵素を助ける「補酵素」としての役割です。 人間の体には約60兆個の細胞があり、その一つ一つでエネルギー代謝がおこなわれています。このとき、さまざまな酵素やビタミン・ミネラル…

 ビタミンCの肌への働き

皮膚の真皮には、コラーゲンが多く含まれて、肌に弾力性やしなやかさを持たせています。ビタミンCは、コラーゲンの生成に欠かせない成分。ビタミンCが十分に補われていれば、正常なコラーゲンがつくられてハリのある美肌をつくることができます。 肌のたる…

 ビタミンCの働き

ビタミンCは水溶性のビタミン。体内のさまざまな反応にかかわっているので、多様な働きがあります。 まず、抗酸化ビタミンとして、体内で過剰につくられたかっせいさんそを消去する働きがあります。 免疫力の強化にも役立っています。ビタミンCは免疫物質の…

 ビタミン不足の症状

ビタミンが不足しても、すぐに症状が出てくるわけではありません。しかし、不足状況が続くと、しだいに疲れやすくなり、食欲不振、肩こり、頭痛などの不定愁訴が現れます。このあたりまでが、ビタミンの潜在性欠乏症。さらに進むと明らかな欠乏症状が現れま…

 ビタミンの摂取状況

毎年行われる国民栄養調査によると、日本人のビタミン摂取量はほぼ充足しています。しかし、実際にビタミンの血中濃度を測定すると、潜在性欠乏症の人がかなりいるのが実情です。 年代別にみると、10歳代から40歳代の食生活が不規則な人ほど、ビタミンの…

 ビタミンの特徴

ビタミンは、微量栄養素の一つ。主な役割は体内の生理作用の調節役で、エネルギーの燃焼など、人間の生命活動を円滑にすすめるのに必要な栄養素です。 ビタミンの大きな特徴は、体内で合成できないことですね。一部のビタミンは体内で合成できますが、体に必…

 カルシウム

カルシウムは、人体に一番多く含まれているミネラルです。その99%が骨や歯を形成し、残りの1%は神経や筋肉の組織、血液などに含まれています。 体を支えている骨は、成長期に成長しきたあとは、生涯そのままの状態を保つように思われ外です。しかし、実…

 亜鉛の上手な摂り方

亜鉛は多岐にわたる働きをするミネラル。従来日本人は、亜鉛を込めから摂取し不足することはありませんでしたが、パン食が増えた結果、摂取量の低下を招いて、不足を起こしているのが現状です。さらに、お酒をよく飲む人はアルコールを分解する際に亜鉛を消…

 亜鉛が必要な人

亜鉛は、体の新陳代謝にかかわる重要な栄養素なので、不足すると、疲れやすい、肌が荒れる、髪の毛が抜けやすくなるなど、新陳代謝に影響が現れます。外食が多かったり、偏食ぎみの方は、積極的に亜鉛を摂るように心がけましょう。 亜鉛は食事摂取基準2005年…

 亜鉛を含む食品

亜鉛がもっとも多くふくまれている食品は、牡蠣や豚レバー、魚介類、、肉類、豆類などになります。その他、日常的にとりやすい食品には、米や玄米もあります。→ Marron Health Club サプリメントのページ

 亜鉛の働き

亜鉛は、体内のあらゆる細胞に存在し、ごく少量でも作用するため、微量ミネラルと呼ばれています。 体内での生命活動にかかわっているたくさんの酵素のうち、約200種類もの酵素の構成成分となっているのが亜鉛です。 中でも、たんぱく質やDNAの合成に深く…

トコトリエノール (スーパービタミンE)

強力な抗酸化作用をもつことから「スーパービタミンE」とよばれているのが、トコトリエノール。ビタミンEの仲間で、小麦・米胚芽油やパーム油などにふくまれている脂溶性のビタミンです。 トコトリエノールはビタミンE(トコフェロール)の数十倍もの抗酸…