ビタミンD,K,P

 ビタミンDとKは、ともに油脂に溶ける性質をもつ脂溶性のビタミンです。どちらもカルシウムと深く関わり、骨や歯を健康に保つのに役立っています。
 ビタミンDは、食事からとったカルシウムが小腸から吸収されるのを助け、骨や腎臓に運びます。体内のカルシウム量が多いときは、血液中のカルシウムを運んで骨の形成を促し、反対にカルシウムが少ないときは骨からカルシウムを取り出し、全身にいきわたるように血液中に運搬。そしてカルシウムが不足気味になると、尿に排泄されないように再吸収を促すなど、とても機能的な調整役を担っています。
 また、紫外線を浴びることで、体内で活性化されます。
 一報、ビタミンDがカルシウムを骨から血液中に運ぶのに大使、ビタミンKは骨からカルシウムが流出するのを防ぐ作用があります。また、骨の材料であるたんぱく質の合成にもかかわり、骨がもろくならないように働いています。
 そのほか、血液の凝固を助け、出血をとめる役目も担います。
 ビタミンD、Kともに微量栄養素ながら、カルシウムの働きをバックアップして、乳幼児の骨の成長や、大人の骨粗しょう症の予防に欠かせない重要なビタミンです。

 ビタミンPは、厳密にはビタミンではなく、ビタミンと同様の重要な働きをするビタミン様物質です。
 Pという単一の物質はなく、ソバに含まれるルチンや、柑橘類の色素のフラボン類、タマネギの色素のケウrセチンをはじめ、柑橘類の白い筋や房、皮に含まれる、今話題のヘスペリジンなど、様々な物質の総称で、フラボノイド化合物とも呼ばれます。
 フラボノイドとは、自然界の植物や花などに含まれる色素成分で、健康を支える強いパワーをもつ成分として注目されています。
 ビタミンPの最大の特徴は、ビタミンCを強力にバックアップする点です。ビタミンCは、本来とてもデリケートで壊れやすい物質ですが、ビタミンPにはビタミンCの吸収を助け、安定化させる働きがあるといわれています。
 ビタミンCはコラーゲンをつくって毛細血管を強くしたり、血圧の安定などに役立ちますが、ビタミンPにも同様の機能があります。つまり、ビタミンCとPが遺書だと連携プレーが行われ、ビタミンPがビタミンCの機能を十二分に発揮させる強い味方となるのです。
 ビタミンCをとるときは、ビタミンPも是非お忘れなく。

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