ストレスやアルコールにより消耗が進んでしまう
もうひとつ、現代人の生活上、かかわりが深いのはストレスです。ストレスがかかると、それに対抗するために副腎皮質ホルモンの分泌量が増え、血圧や血糖値が上昇します。ビタミンCは副腎皮質ホルモンの生成に関わっているため、ストレスが多くなると必要量が増えます。
ストレスのせいで、アルコールや喫煙の量が増えてしまう、ということもあるでしょう。お酒を飲むと、主にビタミンB1やナイアシンの消費量が増えるほか、尿中へのミネラルの排泄量が増え、体内の貯蔵量が減少します。特に亜鉛はアルコールを分解するために必要なので、消費量が増えます。また、喫煙は大量のビタミンCを消費しますが、タバコを吸わない場合の2倍以上のビタミンCが必要になるとの報告があります。
ストレスの造花に伴ってアルコールや喫煙量が増えるのは、避けられないことかもしれません。しかし、それにより、ビタミン・ミネラル不足に陥ってしまう可能性があるのです。