摂取のヒケツ
普段の生活の中で、ビタミン・ミエンラル不足にならないようにするために、どうすればよいのでしょう。
まず気をつけたいのが、調理などによる損失。とりわけビタミンＢ群やＣなど水溶性のビタミンは、調理の家庭で素材から流れてしまったり、熱や光によって壊されてしまうといわれているのです。ある調査で、食事制限をしている糖尿病の方は、健康な人に比べて各ビタミンが不足しやすいというデータが出たことがあります。これは、糖尿病の方のために作られた食事が、全体的に摂取エネルギーが少ないことに加えて、調理によって栄養素が失われていることが関わっているようです。計算上は摂取基準を満たした食事でも、調理過熱によって不測する場合がある、ということ。水溶性ビタミンを含む食材は手早く料理したり、脂溶性ビタミンの食材は油を使った調理法で吸収を高めるなど、日ごろの料理の仕方を工夫してみましょう。
そして、すでにお伝えしたように、加工食品の摂りすぎにもきをつけてください。ミネラルは穀物の胚の部分におおく含まれるので、玄米や全粒粉のパンなどを食事に取り入れるのもよいでしょう。
現代では、時間におわれ、忙しい日々を送っている人が多いと思います。時には、どうしても朝食を抜かざるを得ないことや、外食で栄養が偏ること、体を動かす時間がない日もあることでしょう。しかし、そうした中にあっても、できるだけ食生活や運動などに意識を傾け、なにごともバランスよく取り入れていくことが健康にとって大事なのです。
