夏バテ

個人差

現代は疲れている人が多く、さらに夏には疲れやすくなりますが、すべての人が同じように疲れるわけではありません。疲れやすさには個人差があります。体質だけでなく、睡眠不足や栄養バランスの偏った食事をとるなど日常の過ごし方も大きく関わるのです。日…

寝不足

疲れをとるには、十分に休養をとることも大切です。ところが近年、夜間の最低気温が25度以上の熱帯夜が増えて、睡眠不足に悩む人が多くみられます。 一日の間で体温は変化しており、夜には体温が低下して眠りに入りやすくなるといわれます。しかし、熱帯夜…

食欲減退

暑いと、冷たい飲み物をガブガブとのみ、食事はさっぱりとのどごしのいい冷麦やそうめんなどですませることが多くなりますが、これでは疲れはとれません。 冷たい飲み物は胃を冷やし、消化液を薄めるので、消化吸収力をダウンさせます。また、冷麦やそうめん…

汗かき

暑さが苦手だからといって、冷房の効いた室内にばかりいては、さらに暑さに弱くなってしまいます。 暑いとき汗をかくのは、体温を調節するため。汗が蒸発するときに熱を奪い、体温を下げています。しかし、冷房の効いた室内で過ごして汗をかかない生活を続け…

疲労 

日ごろから疲れを感じている人が多い上、夏には疲れを増す様々な要因が潜んでいます。 熱帯夜が続いたり、暑さによるダメージが疲れに拍車をかけるうえ、冷房の使用や、冷たいものの飲みすぎ・食べ過ぎなど食生活の乱れも、疲れを増す引き金になるのです→ Ma…

早寝早起き

早寝早起きは、快眠w得るために心がけたい習慣のひとつ。 一日24時間に対して人間の体内時計は25時間のため、毎朝リセットが必要です。それには、早起きして朝日を浴びましょう。スッキリ目覚めて1日を元気に過ごせます。 涼しいうちに活動を始めて、…

お風呂

夏はシャワーだけという人もいますが、地の目ウgリをよくして新陳代謝を高め、疲れを癒すためにも、湯船につかりましょう。入浴をすると体が目覚めるため、寝る1−2時間前がおすすめです。38−40℃の低めの温度で、20分程度ゆっくりつかると効果的です…

眠りにつくために

ぐっすり眠るためにお酒を飲む場合、ごく少量を1杯まで。深酒をすると眠りが浅くなったり、お手洗いにおきてしまいます。 緑茶やコーヒーなどカフェインの入った飲み物は目がさえることもあるので、寝る前は麦茶やハーブティーなどを。 また、寝る直前に食…

涼しく眠れる環境づくり 

冷房に頼らないで快眠環境をつくる方法もあります。 例えば、シーツの上にゴザを1枚しいてみましょう。ひんやりしてべたつかず、快適です。保冷シートなどで首筋や額を冷やすのも効果的。カーテンの色を濃いブルー系にすると、すがすがしくて、気分も落ち着…

睡眠中の冷房

睡眠不足で疲れがとれないと、夏ばてのもと。ぐっすり眠って体力を維持しましょう。 でも、寝苦しいからといって、冷房を一晩中つけっぱなしにしては逆効果。必要以上に体の熱が奪われると、眠っている間も体温を維持しようと体が働きつづけるため、かえって…

そうめん・冷麦

夏の冷たいめんの代表・冷やし中華は、野菜に卵、肉と具だくさん。一方、そうめんや冷麦は、そんままでは栄養の面では不十分。栄養バランスを考えて、冷やし中華のように野菜などの具材をふんだんにトッピングするのがよいでしょう。→ Marron Gourmet Clubの…

ウナギ 

ウナギはビタミンB1,Eが豊富な夏の万能食材。古くから夏の滋養食品としての歴史があります。土用の丑の日に食べるのは、商売がうまくいかないウナギやさんに相談された平賀源内が、丑の日にうの字がつくものを食べると夏負けしないという民間伝承からヒ…

夏のしつらえ

夏の暑さが厳しい京都の伝統的な住宅、町やには、風が通り抜けしやすい間取りや格子窓など、夏のしつらえがあります。そこまではムリですが、食卓で簡単に夏のしつらえ気分を演出して、食欲アップといきましょう。 例えば、ランチョンマットをバティックプリ…

旬の野菜でクールダウン

暑さでまいっているときには体の中からクールダウン。冬が旬の根菜類は体を温めるといわれますが、トマト、キュウリなどの夏野菜は生で食べると体を冷やす働きがあります。 旬の野菜にはその季節に必要な栄養素がふくまれているので、季節の味覚を楽しみなが…

消化を助ける食材 

胃の働きが弱る夏は、栄養素を効率的に吸収するために、消化に役立つ成分を含んだ食材をプラス。 胃が弱っていては、活力の源となるたんぱく質を十分に消化・吸収できません。そこで、たんぱく質分解酵素を含む食材をチョイス。パパインを含むパパイヤ、ブロ…

味の工夫 

食欲がないときは、味に一工夫して食欲をアップさせましょう。ショウガ、青ジソ、ワサビ、ネギ、ニンニク、ミョウガなど、薬味に使われるような香味野菜には、食欲を増進させるパワーがあり、夏にぴたりです。 すっぱい食べ物も食欲を増してくれます。梅干を…

ストレスから体を守る

夏の暑さはストレスになります。ストレスに働きかけるカルシウムは、夏こそ積極的に摂りたいミネラル。血中カルシウム濃度が下がると、骨から取り出され、体にも負担がかかります。 カルシウムは、牛乳・乳製品、シシャモ、シラス干しなどの小魚、豆腐やケー…

冷房対策

冷房による冷え、むくみ、だるさが気になる人は、血のめぐりをよくするビタミンEを摂るといいでしょう。アーモンド、ウナギ、カボチャ、サフラワー油(植物油)、アボカド、メカジキ、アユなどに多く含まれます。 また、冷房によるむくみには、スイカやキュ…

抵抗力アップ

夏バテになると、体の免疫力もダウンしてしまいます。そこでたっぷり摂りたいのがビタミンC。暑さによるストレス対策にもなります。 ビタミンCはレモンなどの果物、ブロッコリーなどの緑黄色野菜に多く含まれていますが、ホルモンや神経伝達物質の材料とな…

夏バテに負けないスタミナ作り

夏に欠かせない栄養素といえば、まずビタミンB1です。糖質をエネルギーに帰る働きを助けるため、スタミナづくりには欠かせません。レバー、豚肉(赤身)、ウナギ、ソバ、カツオ、枝豆などに多く含まれます。 スタミナ料理といえばニンニク。ニンニクやニラ…

冷房のいる自律神経の乱れ

暑いからといって、ひたすら冷房で冷やせばいいかというと、そうではありません。 私たちの体は自律神経によって一定の状態に保たれています。暑くて汗をかくのも、寒くて鳥肌がたつのも自律神経の働きです。 かつてはなつがくれば、汗をたくさんかく夏モー…

猛暑日と熱帯夜の増加

日本の夏は年々、暑さが厳しさを増しているといわれ、最高気温が30度以上の真夏日が増えています。特に目立つのが、最低気温25度以上の熱帯夜の増加です。 横浜の真夏日と熱帯夜の日数を見ると、真夏日に比べて、熱帯夜の増加が著しく、夜、気温が下がり…

食欲不振と栄養不足

暑さで食欲が減退→食事量が減少→栄養素の不足→夏ばて これが典型的な暑さバテですが、加えて、夏にありがちな食習慣も、暑さバテの原因になります。 例えば、冷たい飲み物をがぶ飲みすると、胃が冷えたり、胃液が薄まって、栄養素の吸収力が低下。さらに、甘…

現代の夏バテ事情

まず、夏バテの原因から考えてみましょう。答えは簡単。暑いからでしょ? 確かに、夏ばてといえば、厚さによる食欲減退や睡眠不足が引き金になる「暑さバテ」のことでした。 ところが現代は、過剰な冷房や室内と外気との温度差による自律神経の乱れが引き起…

運動

厳しい暑さの中、動きたくなくなるものですが、やはり運動不足はよくありません。 動くことで体の新陳代謝が盛んになり、血の巡りもよくなります。また、汗をかくことで能動汗腺の働きも活発に。適度な運動は津さに負けない体作りにかかせないのです。 しかし…

 冷房の温度 

冷房は何度に設定していますか? オフィスビルや電車は、上着を着た状態を想定しているため、女性にとっては寒く感じるほどです。これでは、体は夏モードに切り替りませんし、室内外の温度差は激しくなるばかり。 温度差を小さくし、冷房バテから身を守るに…