ビタミン不足の症状

　ビタミンが不足しても、すぐに症状が出てくるわけではありません。しかし、不足状況が続くと、しだいに疲れやすくなり、食欲不振、肩こり、頭痛などの不定愁訴が現れます。このあたりまでが、ビタミンの潜在性欠乏症。さらに進むと明らかな欠乏症状が現れますが、これを臨床性欠乏症と呼んでいます。
　ところで、倦怠感や食欲不振などの心身の不調は、自律神経失調症でもよく見られます。ビタミン不足か自律神経失調症かを鑑別するためには、ビタミン剤やビタミンのサプリメントがよく用いられます。　
　ビタミンのサプリメントを１０日間続けてみて、不定愁訴の症状が改善されればビタミンの潜在性欠乏症と診断できます。もし、症状が消えなければ、ほかの病気に原因があると考えられるのです。
　つまり、倦怠感や食欲不振などの不定愁訴は、ビタミンの補給によって焼失する可能性があるわけです。まずは、ビタミンをしっかり補ってみてください。
　
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