ビタミンB群の新情報

 最近注目されているのは、ビタミンB群と動脈硬化の関係です。動脈硬化の原因物質つぃては、コレステロール中性脂肪がよく知られていますが、実はそれ以上に危険因子となるのが、ホモシステインというアミノ酸です。
 ホモシステインは体内にもともとあるアミノ酸ですが、基準値より少しでも高くなると動脈硬化を起こす危険性が高くなります。そして、このホモシステイン代謝にかかわっているのが葉酸とB6、B12で、中でも葉酸にホモシステイン濃度を下げる働きがあることがわかっています。
 また妊娠初期に葉酸が不足すると、胎児の神経障害(神経管形成不全)が起きやすくなります。妊娠前から葉酸を摂取すると、このような先天性奇形のリスクを軽減するのに役立ちます。
  
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