ビタミンB群のおもな働きと欠乏症状

ビタミンB1

 糖質の代謝に働く酵素補酵素。神経機能の維持。欠乏すると集中力の低下、疲労感、食欲不振に。豚肉、ウナギ、ゴマ、大豆に多い。

ビタミンB2

 脂質の代謝に働く酵素補酵素。脂質の抗酸化作用欠乏すると口内炎口角炎、皮膚炎に。レバー、ウナギ、乳製品、納豆に多い。

ビタミンB6

 アミノ酸代謝酵素補酵素神経伝達物質(GABA)の合成。欠乏すると貧血、皮膚炎に。マグロ、カツオ、玄米、サケに多い。

ビタミンB12

 核酸の合成に働く酵素補酵素。神経に作用。欠乏すると、赤血球の生産に異常が起きる悪性貧血に。貝類、レバー、サンマに多い。

ナイアシン

 糖質、脂質代謝酵素補酵素。アルコール分解酵素補酵素。欠乏すると頭痛、めまい、不眠に。タラコ、カツオ、マグロに多い。

パントテン酸

 糖質の代謝にかかわる補酵素(CoA)の構成成分。欠乏すると起立性低血圧、心拍数増加に。レバー、納豆、タラコ、ウナギに多い。

葉酸

 核酸の合成に働く酵素補酵素。ホモシステイン血中濃度を抑える。欠乏すると胎児奇形の原因に。レバー、ホウレンソウに多い。

ビオチン

 皮膚の健康を保つ。ヒスタミンの生成を抑える。欠乏すると皮膚炎、結膜炎、白髪、脱毛の原因に。レバー、イワシ、落花生に多い。
  
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