脳の活性化

カロリーの摂りすぎは禁物

脳血管性認知症になった人には、塩分やコレステロール、糖分の摂りすぎや過食など、食生活の偏りやカロリーのとりすぎが目立ちます。その結果、生活習慣病になり、さらに動脈硬化を招くのです。 脳をすこやかに保つには、腹八分目から七分目を心がけ、カロリ…

一日三食

脳では、体全体の20%ものブドウ糖と酸素を、エネルギーとして消費します。 しかも脳は筋肉のようにエネルギーを蓄えることはできません。つまり、大量に消費されるブドウ糖を、次々に補給しなくてはなりまsねん。 そのため、脳を元気に機開かせるために…

睡眠

脳を休めるには、ぐっすり眠ることです。7時間程度は眠りたいものですが、眠りの質も大切です。 睡眠には、レム睡眠と、ノンレム睡眠の2種類があります。 レム睡眠は、浅い眠り。起きている状態に近く、脳も活発です。夢を見ているのはレム睡眠の時です。 …

運動

頭を使うのは、考えることだけではありません。体を動かすときも脳は働いています。 脳から指令を受けた筋肉が収縮することで、私たちは体を動かせます。逆に、脳は筋肉や感覚神経から情報を受け取って、体のバランスをとっています。 運動をすると、神経細…

忘れること

物忘れをしても、落ち込むことはありません。おぼるだけでなく、忘れるのも脳の仕事なのです。 現代社会は情報であふれかえっています。見聞きする情報のすべてを覚えるのは不可能ですから、必要な情報を自分なりに選別すればいいのです。 また、物忘れの多…

積極的休養

脳には休養が必要です。「休養」という言葉は、「休む」と「養う」という字でできています。「休む」は、睡眠や体を休めることをいい、疲労やストレスを取り除く受動的な休養です。 一方、「養う」は、元気や活力を蓄える「積極的休養」。スポーツや読書、音…

明るく振舞う

落ち込みやすい人は、プラス志向の人よりも2倍アルツハイマー病になりやすいという報告があります。「うまくいく」と思うと、脳が刺激されて活性化し、ドーパミンやセロトニンなどの元気が出る物質が分泌されます。逆に、くよくよすると、ストレスになり、…

コミュニケーション

変化のない毎日と、人と話さない状態は、脳を衰えさせます。 日常生活に変化をつけると、脳は活性化します。ダラダラ過ごさずに、オンとオフをはっきりさせて、プライベートの時間は趣味を楽しむなど生活にメリハリをつけるといいでしょう。新しい趣味を見つ…

 ストレス

私たちの健康に悪影響を及ぼすストレス。実は、物忘れの原因になることもあります。 脳の中では、神経細胞の間で神経伝達物質が仲介して情報伝達を行っています。ところが、ストレスにさらされると、神経伝達物質のひとつノルアドレナリンの分泌が急激に増え…

 脳と体

脳の神経細胞は、大脳皮質だけで約140億個ありますが、20歳を過ぎると1日に約10万個減るといわれます。しかし、神経細胞の減少が即、脳の働きの衰えにつながるわけではありません。脳の神経細胞間のネットワーク数が減り、情報のやりとりが少なくなると…

 記憶

記憶には、大きく分けて「短い記憶」と「長い記憶」の2種類があります。 短い記憶は、30秒から数分しか覚えていられない記憶です。たとえば、頭に入れたばかりの番号に電話をかけようとしたときに、他の電話がかかってきます。すると、電話を切ったときに…

 海馬

たった今起きたことなのに、すぐその出来事を忘れてしまう。これがボケの特徴ですが、なぜ記憶が残らないのでしょう。その秘密は、脳の中の海馬が握っています。海馬は、テープレコーダーにたとえるとカセットテープにあたります。 海馬は、脳の一番奥、側頭…

 ボケ

ボケには、脳の全体的な機能のていかによるものと、ダメージを受けた部位からボケが発症するものの2種類があります。全体的なボケはアルツハイマー病による認知症、部分的なボケは脳血管性障害による認知症で、この2種類で認知症全体の約80%を占めています…

 記憶

私たちの記憶は、4つのステップに分かれています。 入力 情報を脳にインプットすることです。テープレコーダーにたとえると、録音にあたります。 想起 インプットされた内容を思い出し、脳に保持することをいいます。 出力 思い出した内容を言葉にすること…

 カレーとゴマ

インド人には認知症が少なく、同じ年齢のアメリカ人と比べると、アルツハイマー病の発症率は4分の1という調査結果があります。理由は、インド人がカレーを常食するからでyはないかといわれています。カレーのスパイスのターメリック(ウコン)に含まれる…

 注目成分を含む食材

白米や玄米よりも栄養価が高い発芽玄米にはGABAという成分が白米の約10倍含まれています。GABAは神経伝達物質として、過剰な脳の興奮を抑え、脳の機能の調整を促すといわれます。 GABAはこのほか、ぬか漬け、味噌などに含まれます。発芽玄米にはエイジング…

 大豆製品

豆腐や納豆などの大豆製品は、ブレインフードとして、欧米でも注目されています。 大豆にふくまれているレシチンは、脳内の情報伝達物質アセチルコリンの原料になります。また、大豆に微量に含まれるPSは、脳に多く存在し重要な役割を果たしていると考えられ…

 緑黄色野菜

緑黄色野菜には、エイジングケアへの働きかけが期待されるビタミンC.E,ベータカロテンが豊富に含まれます。ビタミンCはゴーヤやブロッコリーに、ビタミンEはカボチャ、アボカドに、ベータカロテンはニンジン、ホウレンソウなどに多く含まれます。これらのビ…

 魚

脳を若々しく保つために、まずおすすめしたいのが魚です。魚を食べない人がアルツハイマー病になりやすいという統計もあります。 魚の油にはDHAという不飽和脂肪酸が含まれています。特にイワシ、サバ、サンマなどの青魚に多い成分です。DHAは人間の脳細胞の…

 朝食が大事

忙しい現代人は、朝食をとらない人が多いのですが、これでは脳は元気に働きません。血糖値は一日のうち朝食前がもっとも低下します。朝起きたときは脳はエネルギー不足の状態なので、朝食でしっかり栄養補給する必要があるのです。 また、夜遅く食べるのもよ…

 生活習慣病を遠ざける食事

脳は人体に取り込まれた酸素や糖を約20%も必要とします。脳の毛細血管のすみずみまで酸素やブドウ糖が行き渡るためには血の巡りがスムーズでなければなりません。また、糖尿病になると糖の代謝に以上をきたし、血液中のブドウ糖を脳細胞が利用しづらくなりま…

 歩く

水泳より手軽で、毎日実行できる運動が散歩です。実は、歩くことは脳と非常に関係が深いのです。古くは、ソクラテスやアリストテレスなどの哲学者が歩きながら思索にふけった話は有名です。心臓からもっとも遠い脚を動かすことで血の巡りがよくなり、栄養が…

 水中で運動すると脳が活性化します

適度な運動は、体だけでなく脳を若く保つためにも役立ちます。まずおすすめしたいのが水泳です。 水泳は全身運動であり、心肺機能を高めるため、たいへん運動効果の高いスポーツですが、泳がずに水につかるだけでも、心理的によい影響を及ぼします。実際、メ…

 睡眠

人間の脳は、一日中、絶えず働いています。疲れた体を回復させるように、脳もしっかり休ませる時間が必要です。 睡眠中は、脳が起きている状態にあるレム睡眠と、脳が急速している状態のノンレム睡眠を繰り返しています。 また、睡眠は脳を休めるだけでなく…

 ここ一番では精神統一を

収斂をつんだ禅僧が座禅を組んでいるときには、見事なα波が豊富に出ています。一方、一般の人が座禅を組んでも雑念があるときはアルファはは出ません。α波が出ている状態は、道路でいえば、渋滞せず車がスムーズに流れている状態です。 バッターボックスに入…

 α波

α波とは、周波数8から12ヘルツ程度の脳波をいいます。このα波は、脳の状態が悪い時には現れません。例えば、瞑想したり、動物好きの人が動物をなでているときなど、無の境地や至福の状態で現れます。 また、不思議なことに、精神安定剤や睡眠薬を常用する…

 掃除を毎日の習慣に

掃除にも、脳年齢を若く保つ効果があります。 まず、掃除をするときには、段取りや作業の順番を考えることになり、全当然やが働きます。さらに、手や足を動かすため、大脳基底核や小脳の外側部も活性化されます。実はこうした行動をつかさどる行動脳は、大脳…

 料理で脳はフル回転

料理はとても頭を使う作業です。食材選び、調理手順、味付けや盛り付けなど、様々な判断と、服すの調理を同時進行で行わなくてはなりません。それが脳をフル回転させてくれるのです。キッチンは脳のトレーニングルームといっても過言ではないでしょう。 料理…

 芸術活動は脳を若くします

歌を歌うのも、脳の活性化に効果的です。脳卒中のリハビリで、言葉が出てこなかった人がカラオケで回復した例もあります。自分がよく知っている歌のメロディーが流れると、脳が刺激され、だんだん歌詞が出てくるのです。歌うことは、言語機能や記憶のメカニ…

 書く能力をキープ

音読に限らず、言葉を使うことは脳の活性化になります。毎日、人と会話をすることは大変いいことです。 また、話すのと同様、書くことも重要です。パソコンが普及したおかげで、文字を書くことが少なくなっています。便利な半面、ワンタッチで変換されるため…