目の健康

中年期の目の健康

中年期(45-64歳)になると、新聞などの細かい文字が見えにくくなるのは、目の老化により近くにピントが合わなくなるため。人間の目の調節機能は生まれた時から徐々に衰えていき、45歳くらいで、老眼の目安である近点(ピントを合わせられるもっとも近い距離…

エイジングケア

酸化は、全身の細胞をさびつかせ、老化を起こす元凶。肌と同じように目の細胞も酸化の悪影響を受けてしまいます。また、網膜にはたくさんの毛細血管が集まっているため、血管が若々しくないと、目に栄養成分が届かず、元気に働いてはくれません。エイジング…

加齢黄斑変性とルテイン

目の黄斑部、さらに水晶体にも存在するルテインは、加齢とともに減少する一方、体内では合成できない成分のため、食事で積極的に摂取することが必要。ルテインの摂取で加齢黄斑変性のリスクが軽減したという報告があります。→ ⇒健康食品のページ

加齢黄斑変性とビタミン

かつては有効な治療法がありませんでしたが、最近では、初期段階で抗酸化作用のあるビタミンやミネラルなどを摂取すると、病気を予防したり、進行を遅らせることもわかってきました。なにより早期治療が肝心なので、違和感があればすぐに医師に相談しましょ…

加齢黄斑変性

近年、症例が多く、中高年が特に気をつけたいのが、網膜の黄斑部の異常により視覚障害が起きる病気 加齢黄斑変性。加齢による黄斑部の変質や、新生血管から血液がしみだして組織にダメージを与えることが下人といわれ、アメリカでは中途失明の原因の第一位に…

老眼鏡

老眼鏡をかけずに老眼を我慢していると、目に大きな負担となり、疲れ目どころか頭痛や肩こりなど、目以外のトラブルまでまねいてしまいます。見えにくさを感じたら、ガマンは禁物。目にあったメガネを着用して、負担をいち早く和らげましょう。→ ⇒健康食品の…

老眼のはじまり

レンズの役割をする水晶体は、若いときには弾力性があり、厚さがスムーズに変化しますが、加齢によって年々硬くなってしまいます。さらに、その厚みをコントロールする毛様体筋の力も衰えてしまうことが原因です。→ ⇒健康食品のページ

アスタキサンチン

サケやエビなどに含まれる赤やオレンジの色素成分。ピント調節に役立つだけでなく、中高年の老眼に起因する眼精疲労にも有効であると考えられている。→ ⇒健康食品のページ

加齢による不調

老眼とは、加齢に伴いピント調整力が衰えてしまうこと。中高年になると多くの人がだんだん手元にピントが合わなくなり、ようやく自覚・意識しますが、ピント調整力の低下は生まれたときからはじまっています。また、老眼以上に注意しなければならないのが、…

DHA

脳の働きを高める栄養素として知られていますが、人の体の中では目の網膜細胞に一番多く含まれていることでもわかるように、目において必要不可欠な栄養素がDHA。細胞の膜をやわらかくする働きがあり、目の網膜細胞間で神経伝達物質のやりとりをスムーズにし…

黒大豆

見る健康によい成分の代表格がアントシアニン。ブルーベリー(ビルベリー)に含まれることが広く知られていますが、最近では黒大豆種皮のほうが、ロドプシンの再合成に役立つアニジン系のアントシアニンをより豊富に含んでいることで注目されています。→ ⇒健…

ロドプシン

人がものを見るとき、網膜の視細胞に存在するロドプシンという物質の変化が脳に刺激として伝えられます。ものを見るたびにロドプシンは再合成されて新しい情報を伝えます。目を使いすぎると、このロドプシンの再合成が間に合わなくなり、目が疲れやすくなっ…

目の働きを支える成分

DHA 細胞膜をやわらかくし、情報伝達をスムーズにする働きがある。また視力改善にも役立つという報告がある。 ベータカロテン(ビタミンA) ビタミンAはロドプシンの構成成分。角膜を保護する働きがあり、不足するとドライアイの原因に。ビタミンAは過剰症の…

疲れ目の改善に役立つ成分

アントシアニン ロドプシンの再合成を高めて、情報伝達をスムーズにする。また毛様体筋の血行を改善することから、眼精疲労の回復にも役立つといわれている。 ビタミンB群 ビタミンB12は視神経のエネルギー代謝を助け、目から脳への神経伝達を正常にし、眼…

休養

目を使う作業をするときは意識してこまめに瞬きをしましょう。1時間をめどに10分ほどのインターバルを意識してとり、目を休めるのも大切。その際眼球をゆっくりと円を描くように数回まわし、首や肩もまわしてあげましょう。また、、目がつらいときは目のま…

 若年層の疲れ目

ただぼんやり見るという行為だけでも、目は疲労します。特に近くのもの、光の刺激が強いものを見るのは、目にとって大変な負荷。パソコンを多様する人に目のふぃウチョうを訴える人が多いことはよく知られていますが、最近では携帯電話や携帯ゲームなどによ…

 筋肉の疲労

私たちは普段運動によって筋肉痛といった筋肉疲労を経験しますが、実は目でも同様のことが起こっています。目は上下左右、上斜め、下斜めに動かす6つの筋肉を使って、目を内側に向けさせて近くのものを見ています。 一日中、目を使っていると次第に筋肉に疲…

 疲れ目・老眼など

人は、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚という五感を働かせて、生きるために必要な情報を得ています。中でも視覚を通じて得る情報は80%を超えるといわれるほど、人は視覚に依存して生きているのです。それゆえ、目は一生ハードに働きつづけなければなりませ…

 疲れ目・老眼など

目は、外部からの情報を脳に伝える重要な器官。体の中えも思っている以上に負担がかかっており、特に現代人の多くは目に何らかの疲れを感じているといわれています。痛む・かすむ・まぶたが痙攣するなどの初期症状も、ほうっておくと視力の低下だけでなく、…

 目のアンチエイジング-ストレス

ストレスを直感じているときは、交感神経が優位で緊張モード。この状態が続けば心身に支障をきたします。逆にリラックスして楽しく過ごしていると、副交感神経が優位に働いて免疫力もアップ。イライラしたり怒りそうになったときには、気持ちを切り替えて、…

 目のアンチエイジング-目に働く成分

目に働く成分は、体内でビタミンAに変わるベータカロテン・C・E、亜鉛、ルテインなどです。ベータカロテンは緑黄色野菜やうなぎやチーズなどに、ビタミンCは果物やパセリ、ブロッコリーに。ビタミンEは、きなこやナッツ類、亜鉛は牡蠣などに多く含まれていま…

 目のアンチエイジング-食生活

野菜や豆類、魚介類や海藻類などが中心の食生活に改善すれば、アンチエイジングの効果が大いに期待できます。 アメリカのアンチエイジング医学のドクター、テリー・グロスマン氏は、食生活について、次のような提案をしています。 部分より全体を食べる 魚な…

 目のアンチエイジング-睡眠

睡眠不足は、体に様々な悪影響をもたらします。特にドライアイの人にとって寝不足は大敵。目の乾燥が悪化します。 快適な睡眠をとるには、まず自分の睡眠サイクルを知りましょう。睡眠は、深い眠りのノンレム睡眠と浅い眠りのレム睡眠がおよそ90分周期で繰…

 目のアンチエイジング-深呼吸

深い呼吸は、全身の細胞を活性化させ、免疫力を高めてくれます。また、横隔膜が自律神経を刺激するので、血行が促進され、内臓の働きも活発になります。 呼吸法では吐くことが大切。それには、腹式呼吸が効果的です。息を吸い込むときにお腹を膨らませ、吐く…

 目のアンチエイジング-水分

水分をたっぷりとることは、体内の老廃物や不要物の排出を促し、生活習慣病の予防にも役立ちます。現代人は慢性的に脱水状態だといわれています。私たちは食事中も含めて1日に平均1リットルの水分を摂っていますが、これでは十分とはいえません。体重60kg…

 視覚と脳

人間の脳の大半は視覚情報処理に使われていることをご存知ですか。外界からの刺激を受け取り、思考や行動をつかさどる大脳皮質の50%以上が見ることに使われているのです。 脳を活性化させるには、視覚情報をたくさん取り入れることが大切です。脳が若ければ…

 高齢者とドライアイ

ドライアイはパソコン作業などが日常化した若い世代に多いと思われていますが、意外にも高齢者にも多いのです。 2003年に行われた東京歯科大学眼科の調査報告によれば、60歳以上の7割を超える人がドライアイと診断され、ドライアイの疑いがある人も加…

 長寿と老眼

男性より長生きする女性のほうが老眼が出る年齢も遅い、という調査報告があります。 この調査から、日本人より平均寿命が短いブラジルの人たちのほうが老眼になる年齢も早いのでは・・・、 という仮説を立て国際共同研究を行ったところ、ブラジルでは、39…

 白内障と緑内障

加齢性白内障は、加齢性と称されるように、加齢にともなって水晶体が徐々に白くにごる病気で、 ものがかすんだりぼやけて見えるようになります。 現在では治療法が飛躍的に進歩し、日帰り手術が可能です。 緑内障は、視神経の病気ですが、初期の自覚症状がほ…

 血管を若く保つ

目には血管が多く集まっていて、「目の血管は全身の血管の象徴」といわれるほどです。 網膜や視神経には細かい血管が入り組んでいるため、血管の健康状態の影響をはっきりと受けてしまいます。 例えば、緑内障の一因は目の血流が悪くなって視神経が障害を受…