関節

加齢とともに

中高年になると、歩き始めるときなど、動作の最初に、関節に違和感を覚える人が急増します。 厚生労働省の平成16年国民生活基礎調査によれば、手足の関節の痛みを訴える人の割合は、45歳を境に急増。特に女性に多く、75−84歳の女性は、5人に1人が…

ボール運動

ひざの内側の内転筋を鍛えると、ひざにかかる負担が軽減されます。内転筋はふだんの生活で鍛えにくいところ。ひざに負担がかからないよう床に座って行います。 1 バレーボールやビーチボールなどをひざの間にはさみます。 2 ボールをおしつぶすように、ゆ…

イスに座って運動

仕事中や家事の合間など、いつでも手軽に体重をかけずに運動できます。イスに座り、足の裏で前後左右にボールを転がします。実際にボールを転がしても、ボールなしで足を浮かせて同じ動作をしても構いません。 イスに座り、片方のフトモモの下に丸めたタオル…

お風呂エクササイズ

お風呂で温まった状態はストレッチに最適。浮力でひざへの負担も軽減します。浴槽の縁につかまり、お風呂の中でお湯をかき回すように、ほざからしたを回します。反対側の足も同様に。 今度は屈伸です。 1 浴槽の縁につかまり、お湯の中にゆっくりしゃがんで…

水中ウォーキング

水中ウォーキングは、前に歩くだけでなく、後ろ歩きや左右に横歩きすると、普段つかわない筋肉もまんべんなく鍛えられます。陸上より負担がかからず、効果的です。その他の運動 水中でひざを曲げ、次に思い切り伸びをする要領でバンザイをして爪先立ちに。 …

トラブルを防ぐ運動法

ひざの負担を軽減するには、適度な運動が効果的です。肥満や血管老化を防ぐとともに、節に栄養を送るポンプ役である筋肉を鍛える意味もあります。運動する際は節への負担が偏らないよう、フトモモやひざ周辺の筋肉をまんべんなく鍛えるのが理想的です。 しか…

キャッツクロー

つるにネコのつめのようなカギ状の棘があるためキャッツクローという名で呼ばれる南米産の植物は、魔法の木といわれてきました。古代インカ帝国の時代から珍重され、炎症を抑えるのにもちいられた歴史があります。 20世紀になると、欧米でも研究が進められ…

?型コラーゲン

コラーゲンは内臓や血管など体中に存在し、網の目状になって細胞を支えています。種類もわかれており、軟骨でプロテオグリカンとともにクッションの役割を果たすのは、?型コラーゲン。皮膚に含まれるものとは別の種類です。 ?型コラーゲンを摂取することは、…

コンドロイチン 

軟骨の成分コンドロイチンにも種類があります。人間の場合は、コンドロイチン硫酸A型とC型が存在しています。意外に思うかもしれませんが、人間と似たコンドロイチン組成なのは、なんと鮭なのです。 またコンドロイチン硫酸A型は加齢とともに大幅に減少す…

関節軟骨に含まれる成分

関節軟骨に含まれる成分を補充するのもおすすめです。 節の水分を保持したり、手足をスムーズに動かす腱の材料にもなるコンドロイチン。納豆、ヤマイモ、サトイモ、オクラ、ナメコなど、ネバネバした食べ物や、フカヒレ、スッポン、ウナギなどに比較的多く含…

食生活のコントロール

トラブルがおきやすい要因を紹介しましたが、それを防ぐには食生活のコントロールが大切です。 血管の老化を防ぐために、高脂血症、糖尿病、高血圧などを防ぐ食事を。特に悪玉コレステロールといわれるLDLコレステロールに注意し、肉の脂身や卵などをとりす…

温泉療法

温泉につかると、様々な成分の効果によって体の芯まで温まり、関節にもよいとされます。温泉は整形外科で節の治療に用いられる温熱療法と同じ原理が働きます。血行を促進して、痛みのある部分に栄養や酸素を運び、老廃物の排出を促す効果があるためです。 泉…

ふだんの生活態度

では、関節の老化を招きやすい要因はなんでしょうか。 遺伝・体質 ひざのトラブルを知慮うしても、次に腰など他の場所にトラブルが起きるひとは少なくありません。もともと軟骨が磨耗しやすい体質であると考えられます。 運動習慣 たちっぱなしで働いたり、…

気をつけたい日常の動作 

物を持ち上げるとき いきなりかがんで持ち上げるのではなく、ゆっくりひざをまげて、腰もきちんと落としてかがみ、全身を使うつもりでゆっくり持ち上げる。 荷物を持って歩くとき 片方の手にいつも思いバッグを下げていると、重心が偏りがち。ときどきもちか…

関節を若く保つ方法

関節軟骨の磨耗は老化現象のひとつですが、すべての人が中高年になると節にトラブルが起きるわけではなく、80歳、90歳でもトラブルと無縁な人もいます。 タイヤが磨り減るようなものといいましたが、軟骨は自動車のタイヤとは違い、磨り減ったらそのまま…

遺伝

変形性関節症のほか、代表的なトラブルとして、リウマチがあります。 リウマチは、免疫機能の異常により、関節軟骨の表面の滑膜細胞が増殖し、滑膜に炎症を起こす疾患です。炎症がずっと続くと、軟骨や骨が破壊され、ついには節を動かせなくなることもありま…

動き始めの違和感

トラブルの多くは、関節軟骨の磨耗による変形性関節症という疾患です。 変形性関節症は、いきなり激痛が走るわけではなく、気付かないうちに少しずつ進行します。最初に症状が出るのは、動き始め。たとえば、朝、目覚めて起き上がるときや、長時間座っていて…

梅雨時の痛み 

梅雨時は気分がうっとうしtくなるだけでなく、節々に痛みを感じる人も少なくありません。梅雨時や天気が下り坂になるとき痛むのは、低気圧が原因です。 節の内部は、大気より気圧が高く保たれているため、外の低気圧と差が生じて痛みを感じます。 気圧だけ…

 関節のしくみ

関節は、骨と骨のつなぎ目で、人体には約350箇所あります。私たちが体を自在に曲げ伸ばしできるのは、このおかげです。 硬い骨同士直接ぶつからないように、骨と骨が接する部分は、クッションの役割を果たす関節軟骨で覆われています。 この軟骨の表面は…

節のトラブル

中高年には、節のトラブルに悩む方が少なくありません。また、病院にはかからなくても、不調を感じる人の数は患者数の数十倍ともいわれます。いかに多くの人が悩んでいるかがわかるでしょう。 関節のトラブルは女性に多いのも特徴です。構成労働省による調査…