関節のしくみ

 
 関節は、骨と骨のつなぎ目で、人体には約350箇所あります。私たちが体を自在に曲げ伸ばしできるのは、このおかげです。
 硬い骨同士直接ぶつからないように、骨と骨が接する部分は、クッションの役割を果たす関節軟骨で覆われています。
 この軟骨の表面は非常に滑らかなため、腕や足などをスムーズに動かすことができるのです。
 つなぎ目全体は関節包という袋状の組織に包まれています。この関節包の内側に滑膜があり、節が動くときに潤滑油の役割を果たす滑液を分泌しています。

 さらに、つなぎ目をクローズアップしてみましょう。
 関節軟骨はおもに、プロテオグリカンと?型コラーゲン、軟骨細胞からできています。
 軟骨細胞の周囲に網目状の?型コラーゲンや水分を多量に含むプロテオグリカンが存在します。
 プロテオグリカンは、ねばねばしたムコ多糖類のコンドロイチンにたんぱく質が結合したもの。コンドロイチンがスポンジの役割をはたし、滑液を十分に蓄えることにより、関節が滑らかに動くことを可能にしているのです。

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