遺伝

 
 変形性関節症のほか、代表的なトラブルとして、リウマチがあります。
 リウマチは、免疫機能の異常により、関節軟骨の表面の滑膜細胞が増殖し、滑膜に炎症を起こす疾患です。炎症がずっと続くと、軟骨や骨が破壊され、ついには節を動かせなくなることもあります。手足の指、手首、足首などから症状が出始め、やがてひざや股の関節などにも症状が出ます。
 はっきりとした原因がわかっていませんが、患者の8−9割が女性で、遺伝的な要因が約60%といわれます。ただし、親兄弟がリウマチだからといって必ずしも遺伝するとはいえません。リウマチに関する複数の遺伝子のうち、どの程度遺伝するかで、発症の有無や重傷度が左右されるといわれます。
 
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