背骨の骨折

 骨はからだを形作る土台であり、肺や脳などの臓器を衝撃から守る役割を持っています。大人の場合、約206個の骨が骨格を形成しています。
 年齢を重ねてからの骨のトラブルで最も多いのが骨粗鬆症。加齢とともに骨量が減り、骨折しやすくなります。
骨粗鬆症の患者は、国内で約1100万人いるとされ、特に閉経後の女性に多く見られます、。女性の場合は男性にくらべてもともと骨量が少ないうえ、骨の代謝には女性ホルモンが深くかかわっているため、閉経でその分ぴがなくなると急激に骨量が減ってしまうのです。
 骨粗鬆症による骨折で目立つのは背骨の圧迫骨折です。これは背骨を構成している椎骨が、まるで空き缶をつぶしたように平たく骨折するもの。痛みを伴わないことも珍しくなく、骨折していることに気づかない場合も多いようです。
 そのまま放っておくと、およそ5人に一人が、1年以内にふたたび圧迫骨折を起こすことがわかっています。気付かないうちに、背骨の別の椎骨もつぶれてしまうのです。こうして次々と骨折することで背中が丸くなり、さらには内臓を圧迫して血流も悪くなるので、背骨の圧迫骨折を起こしている人は、そうでない人よりも死亡リスクが9倍ほど高いと言われています。
 もし、若い時に比べて身長が4センチ以上低くなっていたら、背骨が骨折しているおそれがあります。 痛くないから・・・と躊躇せずに、整形外科医を受診しましょう。

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