骨密度が十分でも骨折する

 あまり知られていませんが、骨粗鬆症を引き起こす原因には、骨量が低下した「スカスカの骨」だけではなく、骨の資質(骨質)も関係があります。
 骨は、実は鉄筋コンクリートに似た構造をしています。骨の中に鉄筋のような骨組があり、骨自体が容易に折れないよう骨を守る働きをしているのです。この鉄筋の役割を果たしているのがコラーゲンなどのたんぱく質。そして、コンクリートにあたるのがカルシウムなどのミネラルです。
 骨質の決めてとなるコラーゲンは、骨の体積の半分を占めています。そのため、コラーゲンでつくられた鉄筋部分が劣化してしまうと、いくらコンクリート(骨密度)がしっかりしていても骨折しやすくなります。このコラーゲンの質がよければ柔軟性が十分あるので、折れにくくなる・・・たとえていうなら、若い枝が風を受けても大きくしなり、簡単には折れないのに似ています。
 骨粗鬆症とそれによる骨折を防ぐには、骨量だけではなく骨質にも目を向ける必要があるのは、こうした理由からなのです。

→ Marron Health Club サプリメントのページ