加齢や生活習慣病で悪玉架橋が増える

 悪玉架橋の正体は、ペントシジンという化合物です。これをふやすおもな要因として、加齢や生活習慣病が挙げられます。これらが発生させる活性酸素や酸化ストレスが、ホモシステインというアミノ酸を増やし、それが悪玉架橋であるペントシジンをたくさんつくってしまうのです。アミノ酸と聞くと、体によいイメージがありますが、このホモシステインは体内での正常な代謝が乱されると発生する悪玉アミノ酸なのです。ホモシステインは、動脈硬化を進める因子としても注目されています。
 ホモシステインは加齢により増えるほか、高血圧や糖尿病、脂質異常症といったいわゆるメタボリックシンドローム、また慢性腎臓病(CKD)や慢性肺疾患(COPD) も含めた、生活習慣病によって増えることがわかっています。
 また、女性は閉経後、女性ホルモンが急激に減ることでホモシステインが増えやすくなります。
 現在、ペントシジンとホモシステインの値を測ることで骨質低下による骨粗鬆症のリスクを判定する骨質マーカーの研究開発がすすみ、一部の大学病院などで使用されています。

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