BDNF

生まれたての新生ニューロンが成熟するには、2週間から1ヵ月ほどかかるといわれています。その間、えさとなって新生ニューロンを養う物質がBDNFです。
 BDNFは脳の中で増えるたんぱく質の一種で、日常生活では特に運動によって増えることが研究結果から明らかになっています。
 なお、BDNFは新生ニューロンを育てる役割だけではなく、ストレスを抑えるように作用することもわかってきています。

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シータ波にはごほうびも大事

 何かを達成したり、努力の見返りに何かを得たりしたときに、私たちは多かれ少なかれよい気分になるものです。 このとき、脳の中には、エンドルフィンやドーパミンといった、いわゆる快楽ホルモンが分泌されています。これらがよい気分をつくるもとになり、取り組んでよかった 次もがんばろうという意欲を持たせてくれるのです。
 そうした意欲をさらにかきたてるためにも、やってよかったと感じるごほうびをつくっておくことは大事なこと。技術を磨く、資格をとる、人に喜ばれる経験をするなど、意欲を持って取り組めるものなら何でもごほうびといえるでしょう。
 脳をイキイキとさせるためにもっとも大切なのは意欲を持ち続けることにつきるのかもしれません。

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意欲の脳波

 趣味など、何かに夢中になっているときには周りの雑音も気にならないもの。これは、脳の中で出ている脳波「シータ波」が影響しているのではないかと考えられています。
 シータ波は、新生ニューロンを生み出すもとになる脳の幹細胞を活性化させる働きがあります。 しかし、いつでも出ているわけではなく、集中しているときや意欲が高まっているときに出やすいと考えられています。ですから、熱心に取り組める何かを持っている人ほど、新生ニューロンを増やす環境が整っているといえますが、実はただ集中するだけでは不十分。新しいことや難しいことに取り組んでいるときほどシータ波が出ると言う研究報告があるのです。
 新しいことにチャレンジする気持ちが意欲をかきたて、シータ波を出すことにつながるといえるでしょう。

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シータ波

 脳は活動時にさまざまな電気信号を発しています。これは、測定すると波のような形で記録されるため、脳波と呼ばれています。
 脳波の中で、新生ニューロンの増加に関わっているのがシータ波と考えられています。これは、大きい波形の中に、細かい波形が繰り返し洗われるという特徴がある脳波。新しいことに集中して取り組んでいるときに多く出現し、神経幹細胞を刺激して新生ニューロンを生み出すことがわかってきました。

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海馬を鍛えて物忘れを防ごう

 記憶をつくる働きをし、記憶力を高めるもととなる新生ニューロンを増やすには、それが生まれる場所である海馬を鍛えることが有効です。
 海馬には、未分化で将来いろいろな細胞になりうる幹細胞があります。このうちニューロンへ分化した幹細胞は、新生ニューロンとして機能することになります。
 海馬を鍛えることは、身体の筋肉を鍛えることとある程度共通しています。体の筋肉を鍛える時、私たちは運動をして筋肉に刺激を与えます。筋肉量を増やしたり筋力をつけたりするには、栄養を十分にとることも大切です。さらに、適度に休むなど、筋肉が疲労しすぎたりけがをしないように守る配慮も必要でしょう。
 場所や機能こそ違いますが、海馬にも同じことがいえます。刺激を与え栄養をとり、傷つかないように守ることが、新生ニューロンを増やし、そして育てることにつながるのです。
 そうはいっても、年齢を経るにつれて、以前より物忘れをするようになったと実感している人は多いのではないでしょうか。
 実はそのほとんどの場合、忘れるのではなくきちんと覚えようとしていないと考えられます。大人になると経験と照らし合わせて推測することが増えるため、物事を見聞きする前に「こういうことだな」と解釈してしまう傾向があるのです。
 物忘れを防ぐには、物事を受け流したりせず、興味を持って知ろうという気持ちが大切なのです。

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林檎の皮むきは包丁で?

 りんごの皮をむくときに何をつかっていますか? 包丁でむくときには、海馬とともに記憶力に関係する脳の前頭野に活性が見られ、ピーラーや自動の皮むき器を使うと活性が弱くなるという実験結果が出ています。日々の生活の中でも、できるだけ考えながら手を使うと記憶力の低下を防ぐのに効果的といえそうです。

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海馬が脳細胞を作り出す?

 かつては大人になると、脳細胞は死んでいく一方だから、若いころに比べてどんどん物覚えが悪くなると言われていました。しかし21世紀に入って研究が進み、大人になってからも新しい脳細胞(新生ニューロン)がうまれ続ける、ということがわかってきたのです。
 その新生ニューロンを生み出す場所こそが海馬。 海馬は記憶の処理や定着にとってだけでなく、新生ニューロンにとっても重要な部位なのです。
 しかも、新生ニューロンは成熟したニューロンよりも記憶に関して高い能力を持っているということも解明されてきました。つまり、大人になってからでも、新生ニューロンをたくさん生みだし、上手く育てれば、記憶力が高まると考えられるのです。

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