海馬を鍛えて物忘れを防ごう

 記憶をつくる働きをし、記憶力を高めるもととなる新生ニューロンを増やすには、それが生まれる場所である海馬を鍛えることが有効です。
 海馬には、未分化で将来いろいろな細胞になりうる幹細胞があります。このうちニューロンへ分化した幹細胞は、新生ニューロンとして機能することになります。
 海馬を鍛えることは、身体の筋肉を鍛えることとある程度共通しています。体の筋肉を鍛える時、私たちは運動をして筋肉に刺激を与えます。筋肉量を増やしたり筋力をつけたりするには、栄養を十分にとることも大切です。さらに、適度に休むなど、筋肉が疲労しすぎたりけがをしないように守る配慮も必要でしょう。
 場所や機能こそ違いますが、海馬にも同じことがいえます。刺激を与え栄養をとり、傷つかないように守ることが、新生ニューロンを増やし、そして育てることにつながるのです。
 そうはいっても、年齢を経るにつれて、以前より物忘れをするようになったと実感している人は多いのではないでしょうか。
 実はそのほとんどの場合、忘れるのではなくきちんと覚えようとしていないと考えられます。大人になると経験と照らし合わせて推測することが増えるため、物事を見聞きする前に「こういうことだな」と解釈してしまう傾向があるのです。
 物忘れを防ぐには、物事を受け流したりせず、興味を持って知ろうという気持ちが大切なのです。

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