たんぱく質の老化

 「体がだるい」「寝ても疲れがとれない」「肌にツヤやハリがない」など、若い頃とくらべて、あなたは健康や美容の悩みを感じたことはありませんか?
 40代以降に現れる体の変化。それは老化の兆しといえるもの。その原因の一つにあげられるのが「たんぱく質の老化」です。
 人の体は主に水分・たんぱく質・脂質でできています。たんぱく質は水分を除くと細胞の約70%を占める、なくてはならない構成成分。肌を作るコラーゲンをはじめ、赤血球中のヘモグロビン、一部のホルモンなどもたんぱく質でつくられています。
 このたんぱく質の老化を引き起こすといわれているのが、紫外線など様々な原因により体内で過剰に発生した活性酸素たんぱく質活性酸素によって傷つけられると本来の機能を発揮できない「老化たんぱく質」へと変化してしまいます。老化たんぱく質は分解酵素(プロテアソーム)によりアミノ酸まで分解され、また新しいたんぱく質へと再合成されます。これを「たんぱく質代謝サイクル」といい、生命維持には欠かせない働きです。

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