食べ過ぎ
私たちは、毎日の食事から栄養素やエネルギーを得ることで、健康な毎日を送ることができます。
しかし、過ぎたるは及ばざるがごとし。食べ過ぎや飲みすぎは、かえって体の負担になるのです。
食事で摂るエネルギーが、消費するエネルギーを上回ると、余分なエネルギーは脂肪となって体内に蓄積され、肥満の原因になります。過度の肥満は、様々な生活習慣病のリスクを高めます。また、食べ過ぎれば塩分や糖分の摂取量も増え、血圧や血糖の数値を押し上げます。
肝臓への負担も見逃せません。アルコールなどの有害物質を解毒する肝臓にとって、飲みすぎが負担になることは、よく知られています。
さらに、食べ過ぎも肝臓には大敵。肝臓は腸で吸収された栄養素を体内でりようしやすいように分解・合成したり、栄養素を貯蔵したり、様々な働きをしています。栄養成分が過剰に摂取されると、それだけ肝臓の仕事が増えて負担となるのです。
宴会やパーティーでは、知らないうちに食べ過ぎてしまうのはなぜ?
まず、大皿で出された労リを、知らず知らずダラダラと食べつづけてしまい、いつもより多く食べてしまいます。さらに、アルコールには胃液の分泌を促進し、食欲を増す作用があります。
たくさん食べても、最後にお茶漬けやおにぎりに手が伸びたり、ラーメンが食べたくなるのも、そのためなのです。
実は、働き者の肝臓は私たちが眠っている間、活発に代謝を行っています。
ほどほどにお酒を楽しむ分にはいいのですが、遅くまでたくさん飲んでしまうと、肝臓は一晩中フル稼働しなくてはなりません。これは肝臓にダメージを与えます。
また、過度の飲酒を長期間続ければ、肝臓に脂肪がたまって、重大な疾患を招く危険もあるのです。
→ 肝機能障害対策