外食のワザ
体に負担になるからといって、パーティーの誘いを断ったり、せっかくの料理に箸をつけないなんて、もったいない。
食事やお酒と上手につきあって、人付き合いのうまい人になりましょう。
外食を楽しみながら、カロリーをコントロールしたり、肝臓をいたわるためのワザをご紹介します。
空腹時にアルコールだけを摂取すると食事と一緒にとるよりも早いスピードで吸収されるため、酔いが早くまわり、肝臓はアルコールの分解に大忙し。お酒はおつまみと一緒にとりましょう。
カロリーオーバーを避け、肝臓をパワーアップするおつまみは、料率なたんぱく質、高ビタミンの食材を選ぶのがポイント。例えば、枝豆はたんぱく質を多く含み、悪酔いを防ぐビタミンB群も含んでいます。
適量を守るには、自分の酒量を把握するのが第一。人につがれるお酒は飲酒量がわかりにくいので、お酌をことわれない人は、一杯ずつ注文できるサワーや、継ぎ足しされない焼酎などが賢明です。
また、お酒と一緒に水分を補給すれば、血中アルコール濃度が下がり、早く排泄できます。ウイスキーや焼酎は薄い水割りやお湯割にしましょう。
食べ方も一工夫です。まずは、食べるスピード。早食いをすると、満腹中枢が働く前に食べ過ぎてしまいます。黙々と食べるのも、食べ過ぎを招くので、会話を楽しみながら、ゆっくりよくかんで食べましょう。
食べる順番は、食物繊維の豊富な野菜などから食べるのがおすすめ。消化がゆくりなので、食べ過ぎを防ぎ、糖や脂肪の吸収をゆるやかにしてくれます。
腹八分は大切ですが、好きなものを思い切り食べたいときは、糖質や脂質の吸収・分解に働きかけたり、肝臓を元気にする成分を味方にするのも賢い方法です。
インゲン豆は炭水化物の分解を抑え、桑の葉は糖質の吸収を抑えるといわれています。
スパイスの一種クローブは、脂質の分解を抑え、カニやエビの甲羅に含まれるキトサンは、脂質を体外に排出しやすくしたり、吸収をゆるやかにします。
インド原産の熱帯植物ギムネマは、糖質と脂質、両方の吸収に対して働きかけます。
牡蠣やホタテなどの魚介類には、亜鉛などの肝臓を元気にする栄養素がたっぷり。
ウコンは、胆汁の分泌を高めてアルコール代謝や排泄を助けます。また、中性脂肪やコレステロールに対して働きかけるといわれています。
→ 肝機能障害対策