骨質改善
想像しにくいかもしれませんが、骨も皮膚といった体のほかの組織と同じように、新陳代謝を繰り返しています。その周期は約４カ月。生まれ変わったばかりの骨は、悪玉架橋が少ないので、骨質が良好に保たれています。しかし時間がたつとともに酸化ストレスなどが原因となり、悪玉架橋が増えやすくなって骨質の低下を引き起こすのです。
逆にいえば、新陳代謝で生まれ変わった新しい骨には悪玉架橋が少ないわけですから、この状態を長く続けることができれば、骨質を良好に保つことにつながります。
骨の新陳代謝は、若い時ほど盛んではないものの、高齢になっても行われています。そのため、骨質アップの対策はいつ始めてもよい効果を生み出す可能性があるといえます。「もう年だから、今からやっても無駄」ということはありません。
