高齢者の入浴と足浴
寒くなってくると「風邪をひくから」という理由で入浴を避ける高齢者が目立ちます。夏に比べて汗の量が減少したり、厚着になったことで衣服の着脱が大変であることも理由でしょうか。あるいは、水や燃料が貴重で、入浴が贅沢だったころの名残かもしれません。
そうした気持ちはわかりますが、風邪予防の観点からいうと逆で、入浴は積極的にしたほうがよいのです。入浴は血液の循環をよくし、皮膚に刺激を与えます。
疲れやすい方や入浴できない状態の方には、足浴がおすすめ。両足が入る容器(食器かごが適切)に38−39度の湯(好みで)をいれて足を温めます。これなら体の負担はかなり減ります。状態によってはかかりつけ医に相談してみましょう。
風邪をひくと普段の日常生活をおくれなくなります。数日寝込めば回復すると思っていても、一週間寝込むと約2割の筋力が低下するといわれています。そのまま寝たきりになることも。風邪の予防は寝たきり予防の一つといえます。
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