中年期

 この4月より40歳以上75歳未満の方に対して、メタボを意識した内容の特定検診が義務づけられました。
 おへその高さの腹囲が一定値以上で、血中脂質、血圧、血糖のうち2つ以上が基準値を超えると、メタボと診断されますが、平成17年国民健康・栄養調査では、40−74歳の男性の2人に一人、女性の5人に一人がメタボまたは予備軍に該当するという結果。まさに国民病といえます。

 なぜメタボリックシンドロームがこれほど問題になるかというと、そのまま放っておくと動脈硬化が進み、脳梗塞心筋梗塞などの恐ろしい病気のリスクを高めるためです。
 診断基準の腹囲は、内臓脂肪の蓄積を調べるためです。内臓脂肪は血糖や血圧、血管などの機能を正常に保つアディポサイトカインという物質を分泌します。しかし内臓脂肪が増えすぎるとアディポサイトカインの分泌が以上になり、悪玉の性質をもつ物質が多く分泌されます。その結果、血中脂質や血圧、血糖の数値をあげ、メタボを引き起こしてしまいます。

 内臓脂肪には、つきやすくおちやすいという解くチョうがあります。食べ過ぎなどで過剰摂取したカロリーが内臓脂肪としてためこまれ、必要なときにエネルギーとしてまず使われるからです。
 つまり、過剰なカロリーの蓄積が内臓脂肪。毎日の生活で消費カロリーを増やせば、メタボ対策になります。適度な運動をしたり、エスカレーターではなく階段を使うなど、日常的に体を動かすように心がけましょう。

 消費カロリーを増やすと同時に摂取カロリーが上回らないことも大切。メタボの診断項目である血中脂質や血圧、気等にも配慮し、食事では脂質や糖質を控えめにしましょう。
 そのためには、和食中心の食事にするのがおすすめです。肉屋揚げ物などの洋食よりも、魚や野菜、大豆製品を使い、煮物や焼き物などの和食のほうが低カロリーでヘルシーなのです。腹八分目を心がけるのはいうまでもありません。
 
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