白血球の接着を防ぐ

 さらに、フラボノイドの抗酸化作用で注目すべきは白血球の接着を抑制して血流を促すメカニズムです。
 血液の中に存在している白血球は、活性酸素が発生すると、互いにくっつきあい、塊になりやすくなります。すると、毛細血管をふさぎ、血流が滞ってしまいます。イチョウ葉のフラボノイドは、この活性酸素に働きかけて、白血球の接着を防ぐことが証明されています。
 実験ではマイクロチャネルという細い管を末梢血管に見立てて、血液を通し、血流を計測。活性酸素によって白血球を接着しやすくした血液に、あらかじめイチョウ葉エキスを加えておくと、血液の流れがまもられることがわかりました。これは、イチョウ葉の抗酸化作用が活性酸素を抑えることで、白血球の接着を防いだためと考えられます。

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