基礎代謝

 基礎代謝とは、内臓を動かしたり、呼吸、体温維持などに使われるエネルギー消費のこと。つまり、私たちが生きていく上で自然に消費されるエネルギーが基礎代謝で、一日に消費される総エネルギーのうち、なんと60−70%を占めています。

 基礎代謝には個人差があり、基礎代謝の大きい人ほどエネルギー消費量が多いために食べても太りにくく、逆に基礎代謝の小さい人は消費しきれないエネルギーがそのまま蓄積されるために太りやすいのです。

 自動車の場合は、少ないガソリンで長い距離を走行できる車が燃費がよく、環境にもよいのですが、脂肪を溜め込みやすい人間の場合は、排気量の大きな車のように、エネルギーをどんどん消費してくれる体になることが大切です。排気量の大きな車がアイドリング中も、多くのガソリンを消費するように、人間の場合も、基礎代謝が大きい人ほど、睡眠中でも座っているときでも、自然にたくさんのエネルギーを消費しているのです。

 また、若い人ほど基礎代謝は大きく、40代からは急激に減少していきます。この基礎代謝の低下が中年太りの原因となります。
 中高年になると、動脈硬化や心臓病、高血圧などが発生しやすくなるのも、基礎代謝の低下が一因です。
 また、肥満により体脂肪がたまると、基礎代謝がさらに低下するという悪循環に陥ります。肥満が生活習慣病の原因といわれるのも納得です。
 でも、太りやすい体質だから、中年だからと、あきらめることはありません。食生活や運動により、基礎代謝をアップさせて低脂肪をためないカラダにすることは可能です。
 安静な状態でもっともエネルギーを消費するのは、筋肉。良質な筋肉を増やすことで、エネルギー消費が活発になり、基礎代謝がアップします。食事量ではなく食事の中身を変えて、運動により筋肉を増やすのが、体脂肪をためないカラダづくりの基本です。

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