貧血

 血液成分の中で、最も数が多いのは赤血球ですが、この赤血球の数が少なくなったり、ヘモグロビンの材料である鉄が不足すると、貧血になります。
 貧血になると、血液は液体成分が多くなって、薄くなり、十分な酸素を運べなくなります。そのため全身の細胞が酸素不足になり、朝、なかなか起きられなかったり、立ちくらみを起こしたり、疲れが取れなかったりします。脳も酸素不足になるため、頭痛がしたり、ぼんやりして集中できない、イライラする、といった場合もあります。

 極端なダイエットや偏った食生活を見直し、栄養バランスに気を配りましょう。
 また、女性は月経による出血のせいで貧血になりやすいといわれていますが、実は、赤血球に含まれるヘモグロビン量が、男性40−45%に対し、女性35−40%と少ないのも原因です。
 いずれにしても、女性は男性よりも貧血になりやすいので、注意が必要です。

 貧血対策には、鉄を多く含む食品を摂るだけでなく、鉄の吸収を助けるビタミンCや血液をつくるのに必要な銅やビタミンB12葉酸も摂取する必要があります。
 また、鉄は吸収されにくいミネラルです。赤身の肉や魚、大豆製品、野菜など、様々な食品を組み合わせてこまめに補うとよいでしょう。

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