皮膚の機能低下

 梅雨どきは湿度が上昇して汗をかきにくくなります。汗をかくのに重要な役割を果たしているのが皮膚。梅雨どきの不調の多くは、皮膚の機能低下によるものと考えられます。
 皮膚は体の中でも指折りの働き者で、汗とともに老廃物を排出したり、皮膚呼吸により酸素を吸収し、二酸化炭素を吐き出す肺のような働きもし、体を調整しています。湿度の高い日が続いて皮膚の機能が低下すれば、汗をうまくかけなくなり、体の中の老廃物が排出されず、水分バランスが崩れてむくみにもつながります。
 高温多湿の気候で暮らす日本人はもともと汗腺の数が多く、汗をかいて調節する機能が高いといわれます。しかし、子供のころから厚さ寒さにさらされず冷暖房が整った環境で育っていると、皮膚の調節力が低下してしまうのです。

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