春野菜の苦味

 
 暖かい春は、人間を含む多くの動物にとって活動期の始まり。冬の間に溜め込んでしまった余分なものを体外に排出し、体に刺激を与えて目覚めることが大切。そのためには、苦味のある山菜、野草や春野菜を食べることが効果的であるといわれています。
 フキ、ウド、たらのめ、菜の花、セリ、ワラビ、ゼンマイ、タケノコなど、伝統的な日本の食卓にのぼってきた春の山菜や野草には、多かれ少なかれ独特の苦味があります。
 この苦味の主成分は、ポリフェノールアルカロイドで、体に対していろいろな働きがあります。たとえばほとんどの苦味野菜にふくまれているポリフェノール活性酸素を除去することで知られており、老化の進行を遅らせるとされています。
 さらに、苦味のある野菜類は、ビタミンCも豊富。風邪の予防や、強くなってくる紫外線の対策にもなります。
 
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