四季の変化

 四季の変化がはっきりした日本。それぞれの季節ごとに食物も大きく異なります。古来より、1000種の植物と500種の動物を食べてきたともいわれていますが、変化に富んだ食生活の季節感、メリハリが日本人の健康を支えてきました。
 たとえば、春苦味、夏は酢の物 秋辛味 冬は油と合点して食へ という和歌が残されています。
 春は苦味のある山野草や春野菜で、眠っていた体を活性化させ、冬の間に溜め込んだ不要物を排出し、夏には酢の物で食欲を刺激して、食欲の減退を防止する。実りの秋には辛味をスパイスにして多くの栄養の摂取に励み、寒い冬には燃焼効率のいい油物で効果的に寒さを防ぐという意味。季節のリズム感を持った食養生が食卓に反映されてきたのです。
 
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