血流

 たとえば、高脂血症になると、血管内に脂肪が蓄積して血液が流れにくくなります。血液が流れにくい状態が続くと、高血圧を招きます。血圧がたあくなると勢いよく血液が流れてよいと思うかもしれませんが、それは違います。
 急流にコケが生えないのは、流れが速すぎて栄養が摂れないから。同じように血流の勢いがよすぎても、酸素やブドウ糖が脳細胞に吸収されません。勢いよく流れる川は支流まで水がいきわたらないように、血管でも脳組織での血液杯分がまんべんなく行われにくくなります。
 また、糖尿病になると糖の代謝に異常をきたし、血液中のブドウ糖を脳細胞が利用しづらくなります。そのうえ、高血糖は血管をつまらせる原因を作りだすこともあり、血管がボロボロになってしまいます。

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