乱れたホルモンバランスを補う成分

 更年期の女性の不快な症状は機能的な衰えが原因ですから、不足する女性ホルモン(エストロゲン)を補って、急激な減少カーブをできるだけゆるやかにすることが、第一の目標です。
 食事で補うにはなんといっても豆腐や納豆などの大豆製品。大豆に含まれる大豆イソフラボンは体内で女性ホルモン(エストロゲン)と似たような働きをすることがわかっています。
 サプリメントを利用するのもいい方法です。精神を安定させる緑茶成分のテアニン、更年期の治療法として研究が進められているハーブのブラックコホシュなどの成分を併せてとれば、より効果的です。
 また女性ホルモンは脳の働きに大きな影響を受けますから、ストレスや睡眠不足は大敵です。適度な運動と十分な睡眠、入浴やアロマテラピーによるストレス解消など、生活習慣を変えるだけで、不快な症状を軽減することができます。更年期のつらい状況は、家族の理解とサポートを得ることも重要となります。
 更年期のホームドクターはあなた自身ですから、上手に更年期をのりきりましょう。

テアニン

 アミノ酸の一種、グルタミン酸エチルアミドのこと。茶葉に含まれ、著くちゃのうまみ成分の一つ。煎茶にはあまり多くないが、玉露に多く含まれる。脳に働きかけ、精神を落ち着かせ、更年期症状にもよいといわれている。

大豆イソフラボン

 納豆、豆腐などの大豆成分に含まれるイソフラボン。女性ホルモンに構造が似ており、体内でエストロゲンと似たような働きをもつ。しかもエストロゲンが過剰な時には抑制するように働き、不足しているときには補うように働くというように、バランス調整機能に優れる。

ブラックコホシュ

 別名アメリカンショウマ。北米原産のハーブで、先住民は古くから鎮痛や女性特有の疾患に使用していた。現在はエストロゲン補充療法に代わるハーブ療法として注目され、ヨーロッパの研究では、のぼせ、不眠などの更年期の症状によいといわれている。妊婦の使用は医師に相談のこと。
  
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