痛みの原因
なぜ「尿酸値」が高まってしまうのでしょうか。
尿酸とは、「プリン体」という物質の分解産物。このプリン体を多く含むビール、レバー、肉、白子、エビ、イワシ、カツオなどを摂りすぎると、腎臓で排泄しきれなくなり、体内に尿酸が残ってしまいます。この尿酸の蓄積が多くなればなるほど、尿酸値はあがってしまいます。
やがて、血液中の尿酸濃度が過度に高まると、高尿酸血症という状態になります。その限界値は血液100mlあたり7ml。この基準値を超えると尿酸が結晶化しやすくなります。結晶化した尿酸は、関節にたまり、それが激しい痛みを引き起こすのです。
痛風発作が引き起こされるのは、暴飲暴食といった生活習慣です。しかし、家族や親族に痛風の人がいるとなりやすいというデータもあります。危険因子のある人は、より注意が必要といえるでしょう。