舌のブラッシング

 舌苔のもとになる食べもののかすや口腔常在菌は、普段食事をしたり、水を飲んだりするだけでも洗い流されます。しかしそれが不十分だと、それらがおもに舌の奥のほうにたまり、苔のようにへばりついて、とれにくくなってしまうのです。こうなると、一回のクリーニングできれいになくすことはできません。毎日のケアで少しずつ取り除くようにしましょう。

 ケアの方法は、普段のハミガキで使う歯ブラシを用い、舌の奥から先へ向かって一方向に軽くこすります。回数は2、3回で十分。これなら毎日のハミガキのついでにできるので手軽です。このとき気をつけたいのは、決して力をいれてごしごしこすらないこと。もし出血すると、そこから細菌が繁殖しやすくなり、かえってにおいのもとをつくってしまうのです。
 もし歯ブラシでは奥まで入れにくいという場合は、ガーゼを湿らせて指に巻きつけ、舌の表面をなでるだけでも効果的です。このときも力を入れないこと。寝たきりの人の介護にもおすすめです。
 
 また、市販の舌専用ブラシ(舌ブラシ)を使うのも一つの方法です。いずれの方法でも、最後に水を口に含んで軽くうがいをし、口内をすすぎましょう。毎日少しずつ行うことで、だんだんと舌の表面から白っぽさがきえ、きれいになってきます。

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