舌の汚れ

 口臭の原因の、実に約8割は「舌の汚れ」といわれます。鏡の前で舌を思い切り出してみたとき、表面が白っぽくなっていたりしませんか? これは「舌苔」と呼ばれ、口腔粘膜からはがれた上皮や、食べもののかす、口腔常在菌などがたまったものです。この状態では発酵が生じやすいため、口臭もおこりやすくなります。つまり、舌の汚れを取り除いたり口腔内を清潔に保つことが、口臭予防には欠かせない、というわけです。

 口臭はまた、生活習慣の乱れが原因で起こることもあります。例えば、不規則な食事や栄養の偏り、よくかまないで食べる、などです。こうした食習慣をはじめとする生活スタイルを見直すことも、公衆のセルフケアには大切です。もし口臭が気になったら、「生活習慣が乱れているからかも・・・」と振り返るきかけにしてみましょう。

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