血液

 人間の血液の総量は体重の約8%。体重60kgの人なら約4.8リットル、牛乳パック5本弱に相当する量の血液が心臓から全身に送られ、再び心臓に戻ってきて循環しつづけています。
また、け杖期の通り道である血管は、心臓をスタートしたあと、動脈となってさらに枝分かれし、細い無数の毛細血管となり、体のすみずみまでいきわたります。すると、毛細血管は、再び数本ずつ集まって太くなっていき、最終的に動脈になって心臓に戻ります。
 血管の大部分を占めるのが、全身を網の目のように走る毛細血管。毛細血管の太さは、末端ではわずか直径7ミクロン。髪の毛の太さが約100ミクロンというと、その細さがわかるでしょう。
 全身の血管をつなぎ合わせると、その長さは約9万km。なんと地球の2周半にも及ぶ距離を、血液はわずか約1分間という猛スピードで循環してしまいます。
 しかも、血液というと水のようにさらさらとした流れやすい液体のようなイメージを持つかもしれませんが、実は血液の約45%は血球や血小板などの細胞が占めており、たとえば生クリームと同じような状態の液体が全身を猛スピードで駆け巡っているようなものなのです。

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