ホルモン減少が招く心身の変調

 女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類があります。ミドルエイジの女性に起こる心身の変調、いわゆる更年期障害は、主にエストロゲンの分泌低下によるものです。
 エストロゲンは、女性らしい体をつくるだけでなく、コレステロール代謝を促す、骨を強く保つ、血液中の脂肪分を調整する、肌や粘膜のうるおいを保つなど、全身の健康やメンタル面にも働きかけます。
 このエストロゲンが減少することによって、心身に様々な変調が現れるのです。また、急激に女性ホルモンの分泌が低下すると、ホルモン分泌をコントロールする脳の視床下部と下垂体では、女性ホルモン分泌を促すためのホルモンを過剰分泌します。視床下部の近くにある自律神経を調整している中枢にも影響が出て、全身やメンタル面の不調を招くこともあります。

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