一年中

 日本列島は縦に長いので、花粉の飛び始める時期は、南なら早くなったり、北なら遅くなったりと、地域によってずれがあります。また、その年の気候によって、飛ぶ時期や飛散量も変わってきます。
 花粉症の原因になる植物は60種類以上といわれ、速いところでは、ハンノキ、ヒノキの花粉が1月中旬から下旬になると飛び始め、2月になるとスギが加わり、春から初夏にかけて、植物の種類も飛ぶ量もピークに達します。梅雨時から真夏にかなり減少するものの、イネ科の植物は春先から秋口まで、ブタクサやヨモギなどは8月から10月と、秋になっても花粉は飛散します。
 その上、温暖化の影響か、春に多い花粉が開きにも飛んでいたり、秋の花粉が越年したりという減少が観測されています。ほぼ一年中、何らかの花粉が飛んでいることになります。

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