環境の問題

 普段の生活で、目の疲れを感じることはありませんか? 現代人はこれまでになく目に負担をかける環境におかれています。
 厚生労働省の調査によれば、コンピューターのディスプレイを使った作業(VDT作業)をする人の9割以上が目の疲れや痛みを訴えています。VDT作業や携帯メールでは、じっと近くを見て、ほとんど目を動かさない状態が続きます。これが目に大きな負担をかけます。近くにピントを合わせつづけると、毛様体筋が収縮しつづけて、疲れてしまうのです。
 毛様体筋の疲れをほぐすには、目を休ませるほか、VDT作業や読書などを10分続けるごとに、遠くを見るようにしましょう。
 うんと遠くではなく、ぎりぎりピントが合うくらいの距離のものを見るのが効果的。よく星を見るといいといいますが、星はピント合わせの必要がないので、あまり効果がみこめません。

 コンタクトレンズを漬けたときなど、目の乾きを感じる人が増えています。これも環境が引き金になっていることが多いのでうs。
 角膜の表面は涙におおわれていますが、これはホコリなどから目を守るバリア。まばたきするたびに涙が行き渡り、目の乾燥を防いでいます。ところが、パソコンやテレビに没頭すると、まばたきの回数が減ってしまい、涙が行き渡らなくなってしまいます。
 また、涙の分泌には自律神経が関わっています。ストレスや目の疲れにより、涙の量が減ったり涙の質が変わるのも、目が乾く原因です。正常な涙は粘り気がありますが、自律神経のバランスが崩れると、サラサラの涙になり、蒸発が早くなってしまうのです。
 さらに、エアコンによる室内の空気の乾燥も、目の乾きに影響します。コンピューターなどのある環境では特に湿度を低く保つため、VDT作業との相乗作用で、ますます目は乾いてしまいます。

 目によくない環境は、これだけではありません。
 たとえば、電車の中で読書をしたり、携帯電話の画面を見つめると、揺れる中で近くにピントを合わせるため、目の負担は増大します。
 また、夜型の生活もよくありません。本来夜は目も眠って休もうとして、涙の量が減ります。遅くまでおきていると、目が乾いてしまいます。夜中までテレビやネットに夢中というのでは、目には二重の負担となってしまいます。

 まばたきの回数は、一日平均約2万回。1分間に20回程度が普通です。ところが、読書や車の運転中となると回数は約半分。パソコンを使うときは約1/3、テレビゲームでは約1/4に減り、目はすっかり乾いてしまいます。
 意識して回数を増やす、涙型点眼薬を利用する、ときどき目を休めるなど心がけましょう。

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