食生活
体内でつくられる抗参加酵素には、SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)のほか、カラターゼやグルタチオンペルオキシダーゼなどがあります。これら抗酸化酵素の生成量は加齢とともに低下してしまうため、バランスのとれたそyくじで悪玉酸素に耐える力をつけておくことが大切です。
また、抗酸化酵素の生成にはたんぱく質のほか、銅、亜鉛、マンガンなどのミネラルも必要です。こう酸化酵素の原料となる栄養素は、積極的にとるようにしたいものです。
より酸化力の強い悪玉酸素に対抗するためには、体内の抗酸化酵素だけでは不十分。抗酸化物質おn補給が必要です。
抗酸化力を持っている物質の代表格は、ビタミンCとビタミンE。コエンザイムQ10やアルファリポ酸も、抗酸化力がある補酵素です。天然の色素カロテノイドも大切な役割を果たしています。
ビタミンCとビタミンE、カロテノイド、コエンザイムQ10やαーリポ酸が加われば、最強の抗酸化ネットワークができます。ふだんの食事でとるのに加え、不足しやすく食事では摂りにくいコエンザイムQ10やαーリポ酸といった成分はsプリメントで補うなどして、悪玉酸素に立ち向かいましょう。
野菜・果物
野菜や果物は、ビタミンCの大切な供給源。ビタミンCは水に溶けやすく熱に弱いので、生のまま食べたり加熱時間を短くするなど、損失を少なくする工夫が必要です。ビタミンEは、脂溶性のビtマイン。ナッツ類や植物油などに比較的多く含まれています。カロテノイドは、植物に広くふくまれている黄色や赤の色素。ベータカロテン、αーカロテン、リコピン、ルテイン、ゼアキサンチンなどが知られています。
魚介類
カロテノイドは植物に広くふくまれている色素ですが、藻類やプランクトンにも含まれています。また、食物連鎖によって、サケやマスの身と卵、タイの皮、エビやカニの殻には、カロテノイドのアウsタキサンチンが含まれています。このほか、タラコ、ウナギなどにはビタミンA、Eが比較的多く含まれています。のり、ワカメ、ウニなどの海産物には、カロテノイドのベータカロテンが含まれています。
アスタキサンチンをたっぷり含んだサケの切り身やイクラは、鮮やかな赤色をしています。同じ赤身の魚でも、マグロやカツオにふくまれているのはまったく別の色素成分。マグロは熱を通すと身が白くなりますが、サケの身は加熱してもそのままの赤い色を保ちます。ちなみに、生のマグロの赤い色は、鉄分を多く含んでいるたんぱく質の色です。