ドロドロ血液の原因と健康に及ぼす影響

ドロドロ血液の原因

 健全な状態を表すサラサラ血液に対し、ドロドロ血液とはどのような血液なのでしょうか。
 血液は液体成分の血漿に赤血球や白血球、血小板などの固形成分が混ざっており、赤血球などの血球が増えると血液粘度が高まります。血球や血漿は刺激により粘度が増す性質もあり、血液はドロドロになりやすいものといわれます。
 さらに、ドロドロ血液は血液中の糖質や脂質が増えることと関係が深いといわれます。
 血液中の糖と赤血球が結びついて赤血球の表面が覆われてしまうことで毛細血管を通過するのに必要な赤血球の変形能力が低下したり、赤血球どうしがくっついて固まりになることもあります。血漿たんぱく質も糖と結びつくと粘度が高くなります。
 また悪玉コレステロールも増え、血管内壁に付着して、活性酸素によって酸化されてしまい、動脈硬化を招くことになってしまいます。

健康への影響

 では、どうしてドロドロ血液が体によくないのでしょうか。
 私たちの全身を流れる血液には、体中の細胞に酸素や栄養を運搬したり、体に侵入した病原体と戦うなどの大切な役割があります。血液がドロドロになって血管の中をスムーズに流れないと、健康状態に悪影響を及ぼします。
 まず、ドロドロの血液を全身に送り出そうとすると、心臓はより強い力で押し出さなくてはならず、血圧が上がります。血圧があがると血管壁が傷み、傷ついた場所を止血しようとして、血小板が集まって血栓がつくられやすくなります。

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