治療方法

 病気の症状がさほど重くない場合は、通院して経過観察をしている間に軽快することも珍しくありません。ギラン・バレー症候群は、一度治ればその後再発する心配は少ないとされていますが、重症度が高い場合は命に関わることもありますので、やはり注意が必要です。
 病気の重症度は人それぞれですが、ときに呼吸筋を動かす力が弱まって、呼吸困難を引き起こしてしまうことがあります。こうしたケースでは人工呼吸器をつけて呼吸を確保しますが、症状が治まれば元通り呼吸できるようになりますので、人工呼吸器をはずすことは可能です。
 また、不整脈や頻脈、低血圧、高血圧など自律神経系の障害が引き起こされることもあります。 そのような場合も入院治療となり、服薬や点滴などによる治療を行います。血圧に関しては、ベッドの上げ下げなどでもだいぶ変化しますので、時折体位を変えるなどの工夫で症状を安定させる方法をとることもあります。
 さらに、免疫異常そのものに対する治療として、免疫グロブリン療法、血液浄化療法を行うこともあります。これらの治療は、症状のピークを低めに抑えることと、回復までの時間をできるだけ早めることを目的に行われます。いずれも、体内の抗体を正常化させる働きを持たせるための治療で、免疫グロブリン療法は点滴で、血液浄化療法は体外循環といって血液を体外に取り出してそれを処理して戻す、というやり方で行います。

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