便秘を侮るなかれ
便秘が続くと、ガスがたまっておなかが張ったり、においの強いオナラが頻繁に出たり・・・。ようやくの思いで排便しても、コロコロした黒いうウンチが少し出るだけで、すっきりしない。こんな経験はありませんか？
成人の場合、大腸の中にはなんと５００から千種類もの細菌がすんでいます。この細菌は、乳酸菌などの善玉菌、ウエルシュ菌や大腸菌（毒性）などの悪玉菌、そして腸内が健康なときは悪さをしないけれども、悪玉菌が優性になると悪い働きをする日和見菌に分けることができます。
健康な人の腸の中は、善玉菌が優勢。乳酸菌などが発酵を促して腸内を酸性に保ち、消化吸収を助けて免疫細胞を活性化させています。しかし、便秘症の人の腸内では悪玉菌が優勢となり、食物のカスを腐敗させて有害物質を作り出します。さまざまな不調や病気の引き金になるばかりか、腸は老化の一途をたどり、たかが便秘とあなどっていると、取り返しのつかないことになりかねません。
腸内細菌のバランスは、年齢や環境、食生活やストレスなどによって、日々変化します。まずは、自分の腸年齢をチェックすることからはじめましょう。
